2024年の月食はいつ？月食の種類、仕組みおよび2023年から2030年にかけて見られる月食を紹介！

　月食は太陽、地球、月がほぼ一直線となり、地球の影に月が入って暗くなる現象です。月食がなぜ起こるのか？いつ起こるのか？　今回は月食の種類、起こる仕組み、観察する時に役に立つ情報および2023年から2030年にかけて見られる月食を紹介します。

2024年の月食はいつ？

　　2024年は日食が2回、月食が1回ありますが、残念ながらいずれも日本では見られないです。

月食とは

　 月食には、部分月食、皆既月食、半影月食の3種類があります。 月食は、旧暦の15日目頃にのみ発生する可能性があります。

　部分月食とは、月が常に地球の本影によって一部だけ隠されている場合、つまり地球の本影の一部のみである場合に発生します。 　

　地球と月がほぼ同じ線上にある、月の全てが本影に入り込み場合は、皆既月食になります。

　月が半影のみの状態に入る場合は「半影食」と呼びますが、こちらは月に入る影があまり目立たず、注意深く観察しなければ分からない程度であるため、一般的に注目されることはほとんどありません。 　

　月食は通常1年に2回で、最大で3回、場合によってはまったく発生しません。 観測データによると、毎世紀の半影月食、部分月食、皆既月食の割合は、約36.60％、34.46％、28.94％です。

月食はなぜ起こる？

　地球には、太陽とは反対の方向に、地球の影と呼ばれる影があります。 地球の影は、本影と半影に分けられます。 本影は地球によって太陽が完全に隠された部分ですが、半影は地球が太陽の一部を隠している部分です。 月が地球を周回するときに、月が地球の影に入ることがあります。これにより、月食が発生します。 皆既月食は月のすべての部分が本影に入るときに発生しますが、月の一部だけが本影に入ると部分月食が発生します。 皆既月食と部分食はどちらも月食です。

皆既月食の月が赤くなるのはなぜ?

　皆既月食の間、月は完全に見えないわけではありません。なぜなら、太陽光は地球の薄い大気を通過するときに屈折して月を照らすことで、赤くみえるのです。本影を通る月の進路とその時の地球の大気条件は、皆既月食によって光度が異なるようです。

　月が月食に入るのではなく、半影だけに入ることがあります。これは、半影月食と呼ばれます。 半影の月食の間、月はわずかに暗くなりますが、その端は地球の影によって遮られません。

月食を撮影する方法

　皆既月食の観測は、月の位置を早めに確認しておけば、機器がなしで、肉眼でも十分観察できます。

　双眼鏡や望遠鏡を使うと、地球の影が月面を横切っていく様子や明るさの変化などの観測をさらにわかりやすいかもしれません。

　もし、携帯電話やカメラを三脚に取り付けることができれば、この美しい天文現象を簡単に記録できます。皆既月食は、すべての壮大な天文現象の中で最も簡単に観察できます。 月食を撮影するいくつかの方法は次のとおりです。

連続撮影

　月食が始まる前から月食が終わるまでにシャッターを開き、カメラを露出したままにしておくと、月食全体の明るさと形の継続的な変化を記録できます。

　月の満ち欠けを捉えるには、広角レンズを使い、月の位置を最初から最後まで事前に推定し、日食全体が同じ画像に記録されるようにレンズの位置を調整する必要があります。

インターバル撮影

　月周回軌道でのモバイル写真と同様に、カメラと三脚を所定の位置に固定する必要があります。

　付属のカメラで10〜15分ごとに写真を撮り、イメージングソフトウェアですべての写真を結合します。

　また、月の明るさに合わせて絞りの大きさや露出時間を調整する必要があります。 月食の仰角は小さく、風景を適切に撮影すると良い結果が得られやすくなります。

拡張撮影

　望遠レンズを備えたカメラまたは天体望遠鏡を使用して、月を大きくします。

　フォーカスを調整し、撮影に適したシャッターを使用してください。

　適切な位置を選択すると、この方法を使用して月食の美しい写真を撮ることができます。

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