2024年の日食はいつ？日食の種類、仕組みおよび2022年から2030年にかけて見られる日食を紹介！

　日食は月が太陽と地球の間に入り、太陽、月、地球が一直線に並んだときに太陽の一部またはすべてが月によって隠され、太陽の一部または全部が消えたように見える現象です。太陽が月に隠される部分により皆既日食、部分日食、金環日食と分けられます。

　今回は日食の種類、仕組み、観察する時に役に立つ情報および2024年から2030年にかけて見られる日食を紹介します。

2024年の日食はいつ？

　2024年は日食が2回、月食が1回ありますが、残念ながらいずれも日本では見られないです。

日食の種類

部分日食

皆既日食

金環日食

　日食は太陽が月に隠される部分により皆既日食、部分日食、金環日食と分けられます。

　皆既日食：太陽の全体が月に隠される現象を皆既日食と言われます。月は地球より小さいですので、皆既日食は本影の範囲内だけで見られます。

　部分日食：太陽の一部が月に隠される現象は部分日食です。

　金環日食：太陽が月より大きく見えるために、太陽が完全に隠れず月の外周にリング状に見える現象です。

日食はなぜ起こる？

　地球と月の公転によって、毎日、太陽・地球・月の位置関係は変化しています。日食は月が太陽と地球の間に入り、太陽、月、地球が一直線に並んだときに起こります。このとき、地球上の限られた場所で日食は月が太陽と地球の間に入り、太陽の一部またはすべてが月によって隠され、太陽の一部または全部が消えたように見えることです。 日食は月が新月のときにおこります。1年に2回程しか日食は起こりません。北極と南極の地域では、部分日食しか見られません。 皆既日食は約1年半に1回発生します。

　また、日食が発生すると、地球の自転により、月の影が日食が終わるまで地表を移動します。 すべての日食の継続時間は約7分で、7分32秒を超えることはありません。 前回の最長の日食は1973年6月30日に発生し、7分3秒続きました。 次の7分間の日食は2150年6月25日です。 21世紀を通して7分間の日食はありません。

日食を観察する方法

　太陽は満月のおよそ50万倍という想像を絶する明るさです。肉眼で直接太陽を見ると、たとえ短い時間でも目を痛めてしまいますので、 肉眼で直接太陽を観測することはできないです。また、色つき下敷き、CD、フィルムの切れ端、すすを付けたガラス板、サングラスやゴーグルなど光の遮断が不十分なものや目に有害な波長の光を通しやすいものを使わないでください。

日食専用のグラスや遮光板を使用

　商店やネットには日食専用のグラスや遮光板が販売されています。日食専用のグラスや遮光板を正しく使うと、安全に太陽を観察することができます。使う前に必ず製品の説明書を読んで使い方を確認してください。また、特に下記のことを守ってください。

ピンホールを利用する

　ピンホールカメラの原理を使用して、一枚の紙に小さな穴をあけ、太陽光をピンホールに通して壁または白いスクリーンに投影し、太陽が「噛まれる」過程を観察します。

望遠鏡を使って投影板に投影する

　望遠鏡を使って太陽の画像を投影板に投影し、それを観察できるようにします。 同時に描くこともできます。 しかし、適切な減光を施されていない望遠鏡で太陽を直接見ることはできません！

日食と月食の違い

　日食とは月が太陽と地球の間に入り、太陽、月、地球が一直線に並んだときに太陽の一部またはすべてが月によって隠され、太陽の一部または全部が消えたように見える現象です。

　月食とは地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかることによって月が欠けて見える現象のことです。

　日食と月食の違いは、主に原因、種類、発生時間、観測された現象の違いによるものです。

起る仕組みが違う

　日食は月が太陽と地球の間に入り、太陽、月、地球が一直線に並んだときに太陽の一部またはすべてが月によって隠され、太陽の一部または全部が消えたように見える現象です。（月が太陽と地球の間に入り時に、日食が起ります。）

　月食は月が地球を周回するときに、月が地球の影に入ることがあります。地球によって月が一部だけまたは完全に隠されます。 （地球が月と太陽の間に入り時に、月食が起ります。）

種類が違い

　日食は部分日食、皆既日食、金環日食と分けられます。

　月食：月食は部分月食、皆既月食、半影月食と分けられます。

発生時間が違い

　日食は新月（朔）の日で起ります。

　月食は旧暦の15日前後で起ります。

月食は観測できる地域の方が広い

　日食は、地球よりも小さな月の影になった部分でしか観測できないために、観測できる地域はかなり限定的となります。

　しかし、月食は月が昇っている地域であればどこでも観測することが可能です。

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