重慶の目玉料理といえば、やはり鍋料理が一番評判になります。最初は船頭や船を引く労働者達などが冬の寒さと湿気を防ぐために作られました。今、地元の重慶鍋料理店の中で、秦媽、徳荘、蘇大姐、パ郷魚頭、小天鹅などの店が、最も人気があります。
初めて重慶に訪れる場合、重慶料理の「激ピリ辛]の味に耐えられない可能性もありますので、1つの鍋に2種の味(辛い.辛くない)をつけた“薬味”で食べる「おしどり鍋」をお勧めします。
小鍋料理
鍋料理なら、屋台で売られる小い鍋料理(「麻辣燙 マラタン」とも呼ばれる)最も重慶地元の人々に好まれます。「三と一」は「麻辣燙」の代表的なものです。「三と一」というと、つまり肉料理は一本あたり三元で(三元以上のもあります)、精進料理は一元です。ですから、一人当たり十元程度の食費で、お腹いっぱいまで料理が楽しめます。
鍋料理の本格食べ方
1、本格重慶鍋料理の鍋は約9種類に区分され、好みの食材を選び、いれて食べます。
2、天気が暑ければ暑いほど鍋料理を食べるお客さんが多いです。夏に鍋料理店の中では、肌着を脱ぎで火鍋を楽しそうに味わっている食客はすべて重慶現地の人です。
3、火鍋を食べてから、のぼせないようにするには、一番良い方法は調味料を盛りこんでいる小皿の中に、1杯程度 スプーンで酢を入れます。この方法は非常に効果的だけではなく、料理に特別な味を加味し、地元の人には 好まれています。
陳麻花
磁器口(地名)にあるほとんどの麻花屋は自分が本場の「陳麻花」と宣伝して、時々観光客を目に眩ませます。実は各店の味はだいたい同じで、一般的に、スパイスの味.椒塩(炒ったサンショウを細かく砕いて塩と混ぜたもの)の味.甘い味、の三種類があります。麻花はからっと揚げてあり、甘くてパリパリとした食感です。お土産として家に持っていっても最高です。
回鍋肉(ホイコーロー)
回鍋とは、つまり一度調理した食材を、再び鍋に戻して料理にすることです。回鍋肉は四川料理の定番料理の一つで、地元の人々なら、どの家庭でも作られて、しかも それぞれに特色に恵まれています。回鍋肉の色彩が鮮やかで、香りが濃厚で、味は少々辛くて、肉質が柔らかで、色、香、味と三拍子そろっている料理だと言えます。
魚香肉絲(ュシャンロース)
魚香肉絲は四川料理の定番料理の一つです。「魚香」は、四川料理でよく使われるソースの名称で、四川料理の伝統的な味の一つです。「魚香」を使って出来上がった料理は魚の香りがします。「魚香」という調味料は調理する上で重要な役割を果たしているため、魚香肉絲は料理人の味付けする腕を検証できる料理だといえます。
この料理は色彩が鮮やかで、香が良いだけではなく、しょっぱい味、甘い味、酸っぱい味、辛い味がそろって、ショウガやネギ、ニンニクの匂いが濃厚です。