京劇
中国を代表する演劇、京劇は、各地の地方劇を総合してできたもので、「北京オペラ」、「国劇」とも呼ばれすでに200年の歴史がある。
京劇が見られる劇場は、「長安大戯院」、「湖広会館」、「老舎茶館」「正乙祠戯楼」、「梨園劇場」などがあるが、外国人向けに中国語、英語の字幕があるのは「梨園劇場」と「湖広会館」で、「湖広会館」では、日本語のイヤホン解説と京劇俳優との記念撮影サービスが行なわれており、毎晩多くの日本人観光客が鑑賞に訪れています
廟会(縁日)
廟会とは、庶民の風俗習慣に基づく祭りで、一年に一度、「春節(旧正月)」に行なわれます。雑技、獅子舞、伝統舞踊などの民間芸能が見られるので、多くの人で賑わいます。
北京の廟会は、「地壇公園」「龍潭湖公園」「廠甸」「白雲観」等で開催され、開催日時は、旧暦の12月20日頃から約1ヶ月です。
廟会では、「シャオチー」と呼ばれる伝統的なスナックの屋台が出ます。昔から人気があるものは以下の7種です。
そのほか
糖胡盧 -サンザシやカイドウの実を串刺しにし、飴をからめたお菓子。
豌豆黄-エンドウが原料で、柔らかく口溶けがいい羊羹のようなお菓子驢打滾-粟餅にきな粉をまぶしたお菓子で、ロバが黄砂の上で転がっているように見えることから名づけられています。
豆汁-北京特有の飲み物で、春雨を作る際に出る汁を発酵させたもの。
煎灌腸-ソーセージのように固めて薄く切ったデンプンを揚げて、独特の調味料をかけたもの。
油茶-煎った小麦粉にバターや胡麻などを混ぜ、熱湯を注いだ飲み物。
蓮子八宝粥-蓮の実など8種類程の果物や実を入れた甘い粥。