蘇州の一年中は旅行の季節ですが﹑特に春が一番いいです。
蘇州は北アジアの熱帯季節風気候に属しますので﹑暖かくて﹑湿気が多いですが四季もはっきりしています。季節の移り変わりによって蘇州の各庭園は様々な景色の美しさを見せ、春には咲き乱れる花がいっぱいで錦絵のようです。夏には深緑の木が茂り、冬は雪化粧みたいで、様々な景色を見せてくれます。
暖かく心地よい春は日和の日でも小雨の日でも、大小百余りの庭園の中で万物が蘇り﹑生気が満ちあふれています。まるで生き生きした絵のようです。二月になると﹑「光福」という古い町の「香雪海」(地名です)、すなわち梅の花のしべが勢いよく出ていて雪の海のようです。満ちあふれる梅のかぐわしいにおいが人々に陶酔させます。
4月から10月まで、蘇州は柳が芽吹き桃の花が咲くという美しい景色を楽しむ上に﹑新鮮な桃やビーローチュン(江蘇省で産出する緑茶の品種)や飴蓮根(レンコンに飴の汁をかけてつくられた食べ物)ヤマモモ、ビワ、上海ガニもまた味わうことができ、しお漬けの筍などが発売されてすっかり目を楽しませるほかにたっぷりごちそうを口にすることができます。
推薦される景勝地
邓尉香雪海(二月の梅の花)﹑林屋洞観光地(林屋梅海)﹑拙政園(七月の蓮の花)﹑天平山(十月の楓の葉)﹑寒山寺(新年の鐘の音)
ご注意
1﹑蘇州の庭園を見物する時﹑あるいは水郷古町を観光する時﹑清明(清明節:二十四節気の1つで、中国の墓参りの祭りです)前後の墓参りピークと土日と休みの日を避けたほうがいいです。人が少ない時こそ蘇州という古い町の独特な趣を味わうことができます。
2﹑蘇州の景勝地はだいたい早いうちに閉めます。一番観光に値する姑蘇城外の寒山寺は午後の五時半に閉めます(新年の時﹑鐘をつく日以外)。また﹑香雪海で梅を観賞するなら、(休祭日も例外でなく)切符販売は午後の四時までのことをご注意ください。観光時間を合理的に手配することをおすすめします。