西安秦嶺野生動物園は、秦嶺の北麓の浅山地帯に位置し、西安市内から28キロメートル離れ、敷地面積は133万㎡以上あります。
現在、動物園には300種あまり、合わせて1万匹の動物がいます。動物の種類は大変多く、獣類、鳥類、両生類と爬行類などに分かれています。
動物展示区は、自動車進行区と歩行区に分かれています。
歩行区は、動物園の西側に位置して、面積が13万㎡あり、建築面積は1.6万平方メートルあります。動物館はパンダ館、レッサーパンダの池、霊長館、キンシコウ館、猿館、フラミンゴ館、河馬館、カンガルー館、象館、オウムの廊、白虎館、海洋演出館、水陸両生爬行館、鴛鴦の池、ガンの鴨の湖、水禽湿地などがあり、 計260種、8000匹あまりいます。色彩が鮮やかな各類オウムは、歩行区のハイライトです。
自動車進行区の草食動物区は、動物園の東側にあります。東と西の両部分に分かれて、東部分はアフリカからの草食動物で、キリン館、シマウマ館、角馬館、カモシカ館などがあります。西部分はアジアからの食草動物で、中国特有の口白鹿、「砂漠の船」の美称を持つ双峰駱駝、「高原の船」のヤク、ヒマラヤ南麓でしかいない塔爾の羊がいます。自動車進行区では、47種の1700あまりの動物がいます。
自動車進行区の肉食動物は、動物園の南に位置して、東から西へ順に虎、チーター、アフリカ猟犬、アフリカ獅子、熊、狼です。6種の118匹の動物がいます。
動物の食べ物を掛けた観光バスがゆっくりと動物展示ブースに入ると、食肉猛獣は車両を追いかけます。観光客と食肉猛獣は、車窓越しに接近して、猛獣が車外の食べ物へ跳ね上がる瞬間は、動物園の見物のクライマックスだと言われています。
西安秦嶺野生動物園は、全国でも規模が最も大きく、機能が最も揃う鳥語林を所有し、全国で最大の黒い豹の基地もあります。