杭州料理は中国八大料理の一つです。その長い歴史と豊かな食材に恵まれ、素材、調理法もバラエティーに富み、味が上品で見た目が綺麗なのが杭州料理の特徴で、故事や伝説にちなんだメニューは数多くあります。杭州料理の材料は西湖をはじめとする周辺の湖や川でとれる魚介類を使ったものが多く、煮込みや蒸し焼きなどの料理手法で調理されていて、あっさりした味で多くの食客を引きつけました。
東坡肉(トンポーロウ)
角切りの豚肉と生姜、ネギ、砂糖、紹興酒、醤油などを一緒に煮た料理で、宋代の詩人蘇東波ゆかりの料理です。
西湖醋魚(シーフーツーユイ)
西湖でとれた草魚の甘酢あんかけです。レストラン「楼外楼」の名物でもあります。柔らかい白身魚はとろけるように美味しいく、カニの味も少しします。ただし、骨が多いのでちょっと苦労するのは覚悟です。
龍井蝦仁(ロンヂンシアレン)
杭州名産竜井茶とむき海老を炒めた珍しい料理です。その日に摘んだ葉をそのまま使うので、新茶の季節が特においしい。材料はエビ、龍井茶、塩、玉子、片栗粉、ネギ、サラダ油、紹興酒などを使います。
杭州小籠包
透明な薄い皮が特徴です。中にはジューシーな肉汁がたっぷリあります。熱いうちに食べるのがもっとも美味しい。