大理は、赤道に近い低緯度に位置していますが、地理的には高原地帯の影響を受け、気候は低緯度高原季節風の地域になります。その特徴は以下のとおりです。
一、四季の温度差が小さく、大理は年平均気温が12.2℃から18.9℃までです。一年を通して最高気温は30.4℃で、最低気温が-7.8℃になります。そして、季節の変化がはっきりしておらず、一年間の温度差が小さいことです。年間平均気温は15℃前後で、極端に暑かったり、寒かったりすることがなく、いつも春のように過ごしやすいです。
二、乾季と雨季がはっきりとしています。大理の冬は乾燥していますが、夏になると、雨が多くなります。冬季の半年間(11月から翌年の4月まで)乾季の降水量は、 わずか一年間の5~15%ぐらいを占めているに対して、夏季の半年間(5月から10月まで)は雨季で、降水量は一年間の85~95%程度を占めています。
三、高度差さによって気候はそれぞれ違います。大理地域は地形が複雑で、高低差が著しいので、高度が上がるに従って気温が下がる一方、降水量が多くなります。
四、典型的な立体気候。大理の気候は低緯度高原型季節風地帯に属していて、高度によって南亜熱帯、北亜熱帯、暖湿帯、中温帯、寒湿帯など6つの気候帯に分けています。気温は海抜の上昇に従って下がり、このように形成した熱い河谷地域、暖かい山間にある平地、涼しい山地、寒い高山は、多種多様な品種の植物の成長に適合しています。
ペー族の祭りは多くて、ほとんどの祭りは3~4月の間に集中しています。この時期大理に訪れる旅行者は、きっと濃厚な民族色を感じることができるでしょう。春には、大理古城への観光はもちろん、周辺の蒼山登山や、洱海遊覧にも適しています。 また、夏と秋の変わり目には、急に気温が下がりますので、その時期に大理を訪れる時は、薄いジャケットなどを用意しておいたほうがいいでしょう。