元宵節: 2019年2月19日
元宵節は中国の伝統的な祝日として2000年ほど前の前漢時代に始まりました。そしてちょうちんを観賞する習慣は後漢明帝の頃から始まったとされています。明の時代の皇帝は仏教を提唱しました。その仏教の伝統では正月の十五日に僧侶が仏舎利を拝み明かりを供えるので、その日の夜に皇宮とお寺で提灯を点し、仏に供えます。そして士族と庶民は提灯を掛けました。その後、この仏教礼儀に関わる節句はだんだんと庶民の間の盛大的な祝日になりました。漢文帝の時代に旧暦正月の十五日を元宵節と定められました。
元宵節に提灯に明かりを点す習慣にはまた別の説、「三元説」があります。旧暦正月の十五日は上元節、七月十五日は中元節、十月十五日は下元節と呼ばれ、上、中、下、3つの元を管理する天、地、人という別々の役人がいます。天の役人は楽しいことが好きなので上元節の時に提灯に明かりを点していました。それゆえに旧暦の正月十五日にこの習慣があるといわれています。
元宵節の節気と習慣は全て春節と関係があります。昼は市場のように賑やかで、夜になると提灯が点りとても綺麗です。特にその精巧的なカラフルな提灯の光は春節の賑わった雰囲気ををさらに高めます。清朝の時代までには龍の舞いや獅子舞、采蓮船踊り、高足踊り、ヤンコ踊りなどの「百戯」と呼ばれるものが加わりました。
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