北京の市の花はコウシンバラとキクである。コウシンバラは姿が美しく、色も華麗で、四季を問わず咲き、従来から中国人に愛されてきた伝統的な名花の1つである。キクはランや梅、竹と並んで、その独特の花と姿、色、風格で「4大君子」に数えられている。
庚申バラ
学名はRosa chinensis。植物分類学上、バラ科バラ属の植物で、野生のバラである。1986年にキクとともに北京市の花に指定された。
コウシンバラは姿が美しく、色も華麗で、四季を問わず咲き、従来から中国人に愛されてきた伝統的な名花の1つだ。「花のプリンセス」とも呼ばれる。北京植物園は1993年5月にコウシンバラ園を開園。面積は7ヘクタールで、様々な品種を採集、展示している。620種、計10万株が栽培されており、コウシンバラでは全国でトップクラスだ。メーデーから10月にかけて北京の公園や街角、緑地帯はコウシンバラで溢れる。北京市コウシンバラ協会は毎年、コウシンバラ展を開催しており、今年で既に24回。コウシンバラに関する知識を広め、その文化を盛んにして市民に喜んでもらうのが目的だ。
菊
キクはランや梅、竹と並んで、その独特の花と姿、色、風格で「4大君子」に数えられている。キクは姿、色ともに華麗で、北京での栽培の歴史は長い。元代から栽培されるようになり、その水準は高く、北京市の花に指定された。