宮崎駿監督の映画『千と千尋の神隠し』は九分山城を背景としていたとされ、映画にでた提灯の掛けられた狭い町、湯婆の風呂屋、石の段階などは全てここでそのモデルを見つけることができます。
九フンの町は基山町、縦崎路及び軽便路などを含め、日本に統治されていた時期の和風建築が山沿いに建てられ、古めかしい家屋が軒を並べています。狭い町と急な石段階は曲がっており、両側には店が一杯で、この街を歩くと、なんだか九分の一番繁栄している時期にタイムスリップしたようです。
基山街の繁栄は金鉱発掘の時代から始まり、今になっても賑やかで、九フンの一番人気な商店街です。基山街は「暗街」とも呼ばれ、平日も休みも人で一杯です。夜になると、芋団子の店、焼き芋の店、喫茶店も販売に忙しくなり、賑やかになります。基山観海亭を登ると、九分北海岸の海を見渡すことができます。
九フンに来て縦崎路を歩かなかったら、九分に来ないと同じだと良く言われます。縦崎路は「丰」の形をし、石で舗装された長い道です。道の両側には喫茶店やカフェがあります。その他、ここには古めかしい建物が沢山あり、中には九分の一番有名な建物で、台湾に一番目の映画館でもある昇平劇院もあります。喫茶店から窓越しで外を見ると、美しい海岸と金鉱遺跡、昇平劇院が全て目に入ります。石の段階、お茶の薫り、和風の建物はともに美しい絵を描き出しています。軽便路には海が見える民宿があり、そこに泊まるとよく、そして、金鉱城懐古壁画もあり、その壁画を通してこの街の繁栄が分かるにちがいありません。
昇平劇院もお薦めの観光スポットで、そこで九分鉱業の繁栄と没落の歴史が見学できます。劇院の切符売り場、展示看板、六人席の木製椅子、古い映画資料、ポスター、入口にある映写機及び販売店を見るうちに、自分もあの時代に戻ったような気がします。
話によると、阿妹茶楼は湯婆婆の風呂屋の原形ですから、ここを訪れた日本人の観光客も多いそうです。窓際の席に座ると、近くの風景も遠くの海も楽しめることができます。茶道も鑑賞することができます。そのほか、店のメニューは竹で作られて綺麗で、お茶の値段も高くなく、ひと壺400~500台湾元です。ここのお菓子と一緒にすると、お茶ももっと美味しくなります。その中、黄金餠は一番人気のあるもので、ひと皿80台湾元しかかかりません。三階は露天場で、晴れる日には海の風を匂いながらひと休みを取るのもいい選択です。そのほか、九分茶坊という喫茶店もあり、建築のスタイルは個性的で、石炭で沸かされたお湯、綺麗な陶磁器、ここの雰囲気を一層増してきています。ここの露天場にも九フン山城と海を楽しめることができます。
九フン街には美味しいものがいっぱいあり、一番お薦めしたいのは頼阿婆芋団子です。頼阿婆芋団子の店は基山街143号にあり、店は広くなく、一側は制作室、もう一側は飲食場で、テーブルと椅子は木製で古めかしいです。この店は人気が高いため、いつも人がいっぱいで賑やかです。芋団子を茹でてから硝子の碗に入れ、お客様の好みによって甘いスープあるいはアイスを入れ、最後小豆、ピーナッツなどを上に撒けばモチモチして甘い芋団子が出来上がりです。一般的な芋団子はおよそ40台湾元です。そのほか、阿柑姨芋団子店も人気があり、狭長い飲食場の突きあたりは海を見渡すことができるので、沢山のお客様を集めています。そのほか、肉団子、ピーナッツアイスクリーム、醤油漬け肉、九フン豆腐、旧道口牛肉麺なども是非ご賞味ください。
九フンは台北に近い新北市瑞芳区にあり、気候は台北と大体同じ、四季とも美しくて趣がありますが、春の3~5月と秋の10~11月に行ったほうが一番良く、この時期は夏ほど熱くないし、台風の季節のように毎日雨が降ってないからです。そして、毎年の12月~2月も台北及び回りの都市の人気シーズンで、特に春節の時期は大勢の人が押しかけてくるのも珍しくありません。
住所:224台湾新北市瑞芳区
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住所: 中国広西桂林七星区七星路創意産業園6棟4階