蘇州は古く趣のある水郷の町で、美しい庭園をも有しています。夜には蘇州の護城河(城の周囲にめぐらした堀)のナイトクルーズや網師園の散策、光裕書場での評弾(中国の伝統的な演劇の一つ)の観賞など、蘇州ならではの文化や魅力たっぷりの夜景を満喫することができます。
護城河のナイトクルーズ
蘇州は京杭運河によって、中国各地の商人が集まる地になりました。盤門、胥門、金門、閭門などの蘇州の古くからある城門や様々な形の橋をくぐって船で古い運河を巡ることもできます。
川辺のきらびやかで美しいイルミネーションが水に映り、揺らめく柳と蘇州ならではの古い町並みが一体となります。このような光景に思わず魅せられ、千年の歴史が持つ古い町の落ち着いた雰囲気と風景が生み出す巧みさを味わえます。
観光コース
新市橋―盤門の三景―新市橋(百花洲公園)―万年橋(古い胥門)―幹将橋―石通り(万人埠頭)―閭門の吊り橋―平門(汽車の駅、バスの北駅)―斉門―婁門(東園)―相門(莫邪通り)―覓渡橋(覓渡での月見)―南園橋(古繊通り)―人民橋(汽船の埠頭)
営業時間
夜19時半から20時半まで、約70分かかります。
交通機関
市内の602番、305番、47番、522番、70番、7番、5番、39番バスが、蘇州市盤胥通り新市橋に位置する運河観光埠頭まで直通で運行しています。タクシーに乗る場合、およそ12元がかかります。(料金は参考まで)
網師園の夜花園
網師園は清代の典型的な庭園で、蘇州庭園の「小さな庭園の最高峰」と評価され、「世界文化遺産リスト」にも登録されています。中国の小さな庭園の中で大きな庭園にも勝る典型と言っても過言ではありません。
網師園の最も特徴的なのは夜の景観です。昆劇、評弾、江南糸竹、筝、笛など中国の伝統的な催しが園内の様々なホールで行われています。中国江南ならではの特色あるパフォーマンスと有名な蘇州庭園風景とがあいまって、江南の情緒溢れる空間になっています。
開園時間
3月中旬から11月中旬にかけて。毎晩19時半から22時まで。
チケット販売時間は毎晩19時半から21時までです。
交通ガイド
202番、204番、529番、931番、47番、501番、55番バスで帯城橋通り闊家頭巷へ行くことができます。