秦陵地下宮殿
秦陵地下宮殿は、史料と科学的な探査を元に再現された、秦の始皇帝陵の地下宮殿であり、地下6mの所に位置しています。本物の地下宮殿は、陵墓の核として盛土の下、大体地下35mの所にあります。今まで、発掘されていません。
史書によりますと、秦の始皇帝は即位の翌年から自らのために陵墓を建て始めて、紀元前208年までの造営期間は、約39年もかかっていました。陵墓建築の人数は、最大で80万人に達し、ピラミッド建築人数の8倍にあたるそうです。
今までの科学的な調査と測量によると、陵区は始皇帝の陵墓を中心として、約56.25平方キロメートルです。陵園は内塀と外塀という二重の塀で囲まれ、長方形をしています。内塀は幅が585 m、長さは1350 m、周囲が3870 mで、外塀は幅が940 m、長さが2165 m、周囲が6200 mです。内塀とも外塀とも各面には城門があります。塚は内城の中の南に位置しています。始皇帝陵は高さが47.6 mで、四角錐の形をしています。地下宮殿はその下に位置し、始皇帝のお棺と数えきれないほど珍しい宝物が保存されていると言われています。
秦の始皇帝陵の西側に秦陵地下宮殿展覧館があります。敷地面積は25ムーで、中国では初めの前秦時代の皇帝陵墓を再現した観光スポットです。展示館は大量の文献史料、発掘した考古史料や民間の伝説に依拠した音、光、映像パネルなどの先進的な科学技術を採用し、彫刻、美術、古代建築などの多種の芸術手法を生かして、秦の始皇帝陵のような地上陵区と地下宮殿の2層建ての形を真似して建てられました。4000㎡余の空間の中に濃縮した秦の皇帝陵の全貌を完璧に表現しています。その中に身を置く観光客は、始皇帝陵の神秘性を実感することができます、秦の時代の建築様式、風俗習慣、祖先を祀る儀礼など悠久な中華文化も味わうことができると思います。