各都市の新年イベント

北京廟会(北京の縁日)

　廟会は北京春節の目玉の一つで、北京に住む人たちにとって廟会に参加することは年越しに不可欠なイベントです。 廟会は昔から北京の大事な風習で、北京の民俗的特色に富んでいます。遼代から始まり、元代末～明朝の初め頃から発展しました。その後、幾度かの戦争で衰退してしまいます。1980年代中期～後期にかけて再び行われるようになりました。

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　北京の人たちは廟会を散策し、子供の頃の懐かしい思い出に触れることができます。また観光客は廟会を通して北京の伝統的な文化・特色を体験することができます。

地壇春節廟会

　地壇廟会は北京で最も有名な廟会で、1985年に始まりました。現在までですでに33回開催されています。春節に地壇廟会を散策するのは北京に住む人たちの長年の習慣です。北京で最も早く復活した廟会で、本場の民俗・伝統の特色をもっていることで有名です。每回、100万人もの観光客がここを訪れます。

龍潭春節廟会

　龍潭廟会には10の体育・文芸活動が行われます。さまざまな食べ物、美術工芸などの古い北京の無形文化遺産も展示されています。

広州花市

　広州の正月用花市は中国でも此れとない風景で、古い嶺南春節の習俗が現れているだけではなく広州人の生活と深い関係があります。広州花市の歴史は明朝もしくはそれ以前にさかのぼります。当時、広州花市は羅浮山の薬市、東莞の香市、廉州の珠市と一緒に「広東四市」と呼ばれていました。

每年、正月用花市はそれぞれ広州市の八つの街で開催されます。

　広州花市は一年に一度、催されます。毎回、春節前の旧暦の二十八日から旧暦の一日早朝までです。

　広州で新年に不可欠な三種類の花：金桔（金柑）、桃、水仙。

　金桔（金柑）は広東語で「桔」が「吉」との発音が同じなので、家に金柑を置くのは「大吉大利（縁起が良い）の意」を象徴しています。桃の花は「大展鸿图(图が桃と同じ発音で「事業が発展する」の意)を象徴します。また若い人たちは「桃花運（愛情運）」に恵まれるようにとの願いをこめます。水仙は「富貴吉祥(「富豪になりますように」の意)」を象徴しています。

香港花火大会

　香港の春節花火大会は歴史が長い旧正月を迎えるためのイベントで、1982年から每年の旧暦二日の夜にビクトリアハーバーで開催されています。

　花火と爆竹で春節を迎えるのは中国人の伝統的な風習です。春節花火大会は香港の人々と観光客にとっては旧正月の重要なイベントです。每年、数十万の人がビクトリアハーバーの両岸で観賞し、魅了されています。

　花火はビクトリアハーバーの中央部で打ち上げられ、湾仔と尖沙咀の海上には多くの小船が出ています。湾仔の海辺と香港会議展覧中心、ビクトリアピーク、尖沙咀の香港文化中心、星光大道が絶好スポットです。

ハルビン氷雪節

　氷雪節はハルビン市が每年、冬に行う伝統の氷灯園遊会に際して制定されたもので、1985年正式に創立されました。

お勧めハルビン氷雪節ツアー

　ハルビン氷雪節はハルビンの人々特有の年中行事で、豊富な内容と多様な形式があります。例えば松花江に建てる氷雪ディズニーランドの「ハルビン氷雪大世界」、スターリン公園に展示される大型の氷の彫刻、太陽島で開催される雪の彫刻園遊会、そして兆麟公園で催される盛大な氷灯園遊会などです。氷雪節の期間中にはまた寒中水泳競技、アイスホッケゲーム、雪上サッカーゲームなどが行われます。

　ハルビン氷雪節は每年の1月5日から始まり閉会式はありません。最初に１ヶ月間と定めますが、実のところ前年の末から始まっており2月末まで続きます。この期間中には新年、春節、元宵節、スキーの祝日という四つの重要な節目を含んでいます。