嘉義．阿里山

見どころ

• 「阿里山の女の人は美しい」という名曲は、阿里山を台湾の代名詞にしました。
• 赤い鉄製の小さな森林鉄道に乗り、濃霧の森を通りぬき、さらさらと舞い落ちる桜の中を通り過ぎるさまは、鉄道に対する懐かしい時間を呼び起こします。
• ご来光を拝み、雲海を眺め、夕焼けを観賞し、阿里山の美しい景色を体験します。

阿里山は台湾の有名な観光エリアで、台湾の嘉義県にあります。山地の気候が温和で、真夏になっても気候が変わらず穏やかで心地よいです。また、林がうっそうとしているため、台湾で一番理想的な避暑勝地とされています。ご来光、雲海、夕焼け、森林、高山鉄道は阿里山五奇と言われています。毎年3月中旬から4月中旬までは阿里山の花の時期です。山桜、吉野桜、八重桜などで山は色とりどりの花の海になります。この時期こそ、阿里山の桜の花見に一番いいシーズンです。

観光客が阿里山ヘ来ると、海抜2200ｍ程度の山頂にある「阿里山森林遊園地」へ行くのが定番です。実は阿里山とは18の大きな山々からなっています。山腹の奮起湖、石棹、瑞里、達邦などのスポットは阿里山国家風景エリアに属しています。もし阿里山の五大奇景色を見たければ、ぜひ「阿里山森林遊園地」へ行ってください。

汽車で嘉義へ行き、嘉義市区で無料送迎車で阿里山ヘ遊びに行くのが一番いいのでしょう。もし、阿里山の五大奇景色がよりよく体験したければ、山中で一泊するのがおすすめです。

海抜2000mぐらいの観光エリア内に歩道がたくさんあります。歩道の両側には高くそびえ立つ老木や千年の神木が繁っています。形や姿勢もさまざまで、これは五奇の一つと言われる森林です。天気がいい日には、歩道に沿って山腹まで上がって、展望台から望めば、こんこんとして尽きない雲の海を見ることができます。夕日が西に沈むと、空がだんだん赤く染まり、きれいな夕焼けが目の前に広がっていきます。翌朝、阿里山汽車駅から森林汽車に乗って祝山駅ヘ行き、ご来光を拝みましょう。ここはご来光を拝むには一番いいところなのです。

もし時間がなくて山上で一泊することができないのなら、阿里山に到着してから、直接阿里山汽車駅ヘ行き、小さな森林汽車に乗って山に登ります。道に沿って歩けば、雲を凌ぐほどの老木を観賞できます。もし天気がよければ、山頂でこんこんとして尽きない雲の海が見られます。短時間の行程で惜しいのは、夕焼けとご来光を楽しむことができないことです。

ご来光

祝山観日楼はご来光を拝むのに一番いいスポットです。祝山へ行くには、阿里山汽車駅か沼平駅で祝山観日汽車に乗ります（25分ぐらいかかります）。あるいは、沼平公園の観日歩道牌楼の階段を上がります（徒歩40分ぐらい、道すがら案内マークがあります）。観日楼広場の前には、嘉義と南投の境界線やご来光の詳細図があります。

雲海

阿里山の雲海を眺める一番いい季節は秋です。通常、天気が晴れ渡って浮雲が空に分布している朝か夕暮れに雲海は現れます。神木駅前の二万坪、遊園区内の慈雲寺、阿里山賓館、阿里山汽車駅、沼平公園、祝山観日楼と第一駐車場付近は最高の観賞スポットです。

桜の花見

阿里山の花見路線は二つあります。一つは、阿里山賓館から梅園、阿里山派出所を通り過ぎ、祝山登山口まで全長約600mです。歩道の両側には数十年の樹齢を持つ吉野桜ばかりです。もう一つの花見路線は、沼平汽車駅から出発し、沼平公園、姉妹潭、受鎮宮、慈雲寺、高山博物館、樹霊塔、香林国中、三代木、象鼻木を経由し、阿里山賓館まで全長約2.6㎞です。花期になると、定番の桜以外にも、モクレン、ヒオウギ菖蒲、ツツジ、貴重な台湾葉蘭などの花が満開されています。美しい花の海はまったく感心させられます。 注意：花期旅行のプランを立てるときには、降水確率をチェックしておいてください。雨が降っていない花期の時は、一番いい観光時期になります。

小さな森林汽車

阿里山森林鉄道に走る小さな汽車は70年余りの歴史を持っています。世界で現存している三つの高山鉄道の一つです（ほかの二つはインド大吉嶺からヒマラヤまでの鉄道と、チリからアルゼンチンまでの鉄道です）。小さな汽車が低地から高地へと気温の異なる場所を経由して行きます。景色が大いに異なるので、汽車に乗るとまるで自然博物館に身を置いたような気がします。以前、汽車は木材を輸送するために運行していましたが、その後、観光用の汽車になりました。海抜30mから2450ｍまで上がる大きな勾配は世界でも珍しいです。螺旋状のめぐり方と「之」の字の回旋方式で上がり、途中で17駅止まり、全コースで3時間ぐらいかかります。小さな森林汽車に乗り、濃霧の森を通りぬき、さらさらと舞い落ちる桜の中を経由し、回転する歯車と高鳴りするサイレン、鉄道に対する懐かしい時間を呼び起こします。

阿里山小さな森林汽車の運行路線は三つあります：

• 阿里山汽車駅―沼平汽車駅：片道切符は50 NT$で、往復切符は80 NT$で、片道で約7分かかります。
• 阿里山汽車駅―神木汽車駅：片道切符は50 NT$で、往復切符は80 NT$で、片道で約7分かかります。
• 阿里山汽車駅―祝山汽車駅(ご来光を拝む専用車です。夜明け前だけ発車するので、発車時間は当日問い合わせる必要があります。片道切符は100 NT$で、往復切符は150 NT$です。片道で約25～30分かかります。)

• 注意事項：
• 1、阿里山観光エリア内の祝山は海抜が2500ｍです。一部の観光客は高山病にかかる可能性があるので、登山の際、力相応に登ってください。体の調子が悪くなったら、海抜がより低いところへ降りて少し休憩して様子をみましょう。
• 2、阿里山地区は雨が多いので、傘を持ったほうがいいでしょう。
• 3、阿里山ヘ行く際には、厚めのコートを持って行ってください。特に海抜が1000m以上の山中、阿里山森林遊園区の中は、夜になると非常に寒くなります。もし持つのを忘れたら、旅館でコートをレンタルしてもいいでしょう。

住所：

605台湾嘉義県阿里山郷中山村56号

入場券

料金：150 NT$（休日200 NT$、平日150 NT$）

開放時間

一日中

交通アクセス

• バス
  　まず、国光客運台北西B駅で嘉義県行きのバスに乗ります。それで、嘉義県で阿里山駅行きのバスに乗ります。
• 汽車
  1.台北から高速鉄道に乗って嘉義駅2号出口を出てから、高速輸送バスBRTに乗って嘉義汽車駅に到着します。約25分がかかります。それから、台湾好行観光地の送迎車に乗って阿里山に降ります。
  2.台北から嘉義までの高速鉄道の全額切符は1180 NT$です（一般席）。児童やお年寄りの特別切符は590 NT$です（一般席）。
  3.台湾好行観光地の送迎車(阿里山線)はA線とB線に分かれています。切符売り場は嘉義県の大雅バス停、嘉義バス停、高速鉄道の嘉義駅です。A線の片道切符は290 NT$で、B線の片道切符は250 NT$です。