何千年の時を経て、野生馬が飛び跳ねるように流れ続けていく揚子江は、長江文明を育みながら南京という江南の都市も発展させてきました。南京市は江蘇省の省都で、大昔から内陸交通の大動脈である揚子江流域、華南の中心地にあり、中華歴史文化の都また中国七つ古都の一つとされています。
現在の人口758.9万人の大都市として南京の始まりは、春秋時代に呉がこの地方に城を築いたことにさかのぼります。「南京」という名が歴史に始めて使用されているのは、明の時代、西歴の1368年です。3世紀以降、東呉、東晋、南朝の宋、斉、梁、陳及び南唐、明、太平天国、中華民国の、10の朝代と政権が、この地に都を築き、豊かな旧跡を現代に残しています。