興慶宮公園は、唐代の興慶宮の遺跡に基づいて建て直した文化遺跡の公園です。西安市最大の都市公園として、西安市東門外咸寧西路(カンネイサイ路)55号に位置し、敷地面積は52ヘクタール(水面面積は約10万㎡)です。
興慶宮公園は、1958年に建てられました。興慶湖を中心に、山と水の間に、元の興慶宮の方位に従い、チン香亭や花萼相輝楼、南薫閣、長慶軒、遣唐使の「阿倍仲麻呂」記念碑、五龍淵亭などの観光スポットがあります。
興慶宮公園内の景色は良く、さまざまな文化交流活動が行われています。そして、春にはボタン、芍薬、チューリップ、秋には菊、ダリアなどいろいろな花の展覧会も開催されます。特にボタンとチューリップの展覧会は有名です。
唐代の長安城内には、貴族たちが皆ボタンを植え、興慶宮のチン香亭には唐玄宗もいろいろなボタンを植えました。ここのボタン園は、種類、面積は中国西北地区でナンバーワンです。中国千年の歴史を楽しみながら、最盛期にある唐の時代の燦然たる文化と伝説を味わうことができます。
興慶宮は、唐玄宗と楊貴妃がよく泊っていたところです。唐の時代の有名な詩人・李白は、ここで玄宗の誕生日祝いに芝居を演じたことがあります。日本の遣唐使・藤原清河と留学生・阿培仲麻吕も、ここを訪れたことがあります。