水立方

概要

中国国家水泳センターは「水立方」（Water Cube）とも呼ばれ、北京オリンピック公園の中にあります。2008年の北京オリンピック大会の際に建てられた水泳競技の施設であり、また2008年北京オリンピックの代表的な建築物の一つでもあります。

建築

水立方と俗称「鳥の巣」と呼ばれる北京国家体育館（国家スタジアム）は北京市内を分断する中心線の北の両端にあり、両者が北京の歴史文化都市のイメージをなしています。建坪は65000-80000平方メートルで、うち地下部分の面積が15000㎡以上あります。建物の大きさは幅177m、奥行き 177m、高さ30mです。
水立方は四階建てで、地下１階には競技会場、１階は見学スペース、２階は観客席、３階には競技場の管理事務所があります。

水立方の建築構造は石鹸の泡が堆積する様子を表しています。その表面は細胞の配列と石鹸の泡のようなデザインになっています。このような構造は今までにないもので創意工夫に満ち溢れています。最も人の目を引いたのは水の泡のような外壁です。この外壁は透明で、館内にとても多くの光を取り込む役割を果たしています。

施設

館内は数階に分かれており、対称的に並んだ観客席からは見通しがよく、建物の白がプールの青にとても映えています。2008年のオリンピック大会の期間中、水泳、飛び込み、シンクロナイズド・スイミングなどの競技は「水立方」で行われました。館内は17000人の観客が収容でき、そのうち座席数は6000席、オリンピック期間中に増設された臨時席（試合後撤去）が11000席あります。

オリンピック後には「水立方」は水泳、運動、レクリエーションを楽しむ総合的な国際レベルのスポーツセンターになる予定です。「水立方」と「鳥の巣」は北京市の新しいシンボル的な建物になりました。