日壇公園は北京市朝陽門外東南の日壇北道にあり、北京市の中心から約10キロメートルです。以前は「朝日壇」とも言われて、明代嘉靖九年(1530年)に建てられ始め、明清時代に皇帝が大明之神―太陽神を祈祷する場所でした。とても有名な北京市の文物史跡である「五壇」の一つとして認められています。
建築
日壇の建築様式は「天円地方」という原則を守り、西を向いています。白い石で方形の祭壇を築き、表面が赤い瑠璃で太陽を象徴し、周囲を塀が囲んでいます。西面には「棂星門」が三つあり、東南北三面に一つずつあります。西棂星門は外壇から西天門までの神道に向かい、帝王が太陽を祭るために通らなくてはいけない道です。西門外には「燎炉」、「瘗池」もあります。北に神様の倉庫、台所、供え物を屠殺する場所、鐘楼などの建物があり、南に「具服殿」があります。
歴史
戦争のため、解放前、日壇の多くの古い建物は壊され、文物も盗まれて、廃墟になったことがあります。1951年、北京市政府は日壇を公園に改修することを決めて、南、北大門及びさまざまな建物を修復しました。公園面積も21万平方メートルに拡張され、観光客に開放されました。
20世紀の80年代から、牡丹園、玉馨園、清暉亭、曲池勝春園、「日を祭る」という壁画、素朴で優雅な「義和雅居」、山水が優れている「西南景色区域」、及びレストランと画の廊下などの景観を建てつつあります。既存の古い文物を基礎として、現代的な施設を加え、日壇公園に「趣、幽、静、雅、美」の特色を持たさせました。 現在の日壇公園は緑化面積が124273.36平方メートル、水域面積が4700平方メートル、古建築面積が10357平方メートルもあります。
現況
日壇公園案内図
公園には、花や木、山や水がお互いに引き立てあい、その美しさといったら比べるものがありません。噴水と築山がどこからでも見え、景色が静寂で、煌びやかで美しく現れています。
そのほか、子供の遊園地、釣り場などのような娯楽施設も相次いで建てられています。そして音楽節、春のフラワー展覧、体育活動ショー、古木の識別などの文化活動が定期的に行われています。大使館街に近く、閑静な緑あふれる公園で、朝早くから賑やかなフォークダンス、太極拳、バトミントンなどで各自がそれぞれに体を動かしています。
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住所:建外日壇路
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交通:1,4,9,48,57,120,403、938、938支、808番バスで団結湖専線日壇路下車