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魯迅故居と魯迅博物館

魯迅故居

「阿Q正伝」や「狂人日記」で知られる中国近代文学者－魯迅（1881－1936年）が初めて自分で建てた家で、1924年5月から1926年8月までの2年間、母と親の決めた妻と3人で住んだところです。ここで多くの小説、エッセイなどを創作しました。代表作は「野草」「彷徨」などがあります。この後、魯迅は北京を離れました。こぢんまりした伝統様式の家屋、四合院で、中庭には魯迅が植えたライラックの木が2本残っています。南側に書庫、北棟に居間や妻と母の寝室、真中は、レストラン、すべて当時のままの様子を保ってあり、その北側に書斎があります。

故居は幾多の曲折を経て、1949年に公開されました。1956年に魯迅逝去20周年を記念して、故居東隣に地下１階、2階建ての魯迅博物館が建てられました。

魯迅博物館

北京魯迅博物館は中国最初の名人博物館で、魯迅に関する1万3000冊以上の書籍や直筆の原稿など、豊富な資料で生涯の活動を紹介しています。博物館に入ると魯迅の伝記を読み上げているようです。　館内の収蔵品は合計3万点以上あり、魯迅の輝いた一生を展示しました。魯迅の各地での生活や活動の様子、遺稿など、多くの作品や関わりあった人々等を年代別に展示しています。東京や仙台など、日本での活動の様子も展示されています。中国の現代文学に関心があるなら一度行ってみるといいでしょう。