概要
中国国家大劇院は、人民大会堂の西側に位置した総面積が約16.5万平方メートルで、建築部分が10.5平方メートルの大きさを誇る国立劇場です。設計は、フランスの建築家ポール-アンドリューで、外観は卵の形にしたドーム型の施設で周りは人工湖に囲まれています。人工湖は、面積が3.55万平方メートル、深さが40メートルあり、ハイテクの採用で一年中氷が張ることはありません。人工湖の周りは文化レジャー広場となっています。
施設
国家大劇院の高さは46.68mで人民大会堂より3.32m低くなってますが、地下にも32.5メートル(十階ビルの高さ相当)あり、北京の最も地下に深い建物なっています。中には劇場が四つあります。真ん中の歌劇院、東側の音楽庁、西側の戲劇場、南門の西側の小劇場からなっており、四つの劇場はそれぞれに独立していますが、回廊によって繋がっています。
歌劇院
歌劇院には2416客席があり、ここでは主にオペラ、バレエ、舞踊劇などが上演されます。音楽庁は2017席で、主にシンフォニー、クラシック音楽、コンサートなどの公演に、戲劇場は1040席で、主に新劇、京劇、地方劇、民族舞踊の上演に利用します。
小劇場
小劇場は556席で、室内音楽、小型の独奏、小型の新劇、現代舞踊などの上演に利用されます。また、国家大劇院の外側には、茸のようなライトが506個付いており、夜になるとライトアップされて夜空に輝く星のように美しいです。
交通案内
-
路線バス:1番、5番、10番、37番、52番、99番、728番、天安門西駅で下車します。
-
地下鉄:1号線の天安門西のC出口