東湖(とうこ)は湖北省武漢市武昌区の北部にある湖で武漢東湖風景区になっています。ここの面積は73平方キロメートルでその中の東湖の面積は33平方キロメートルあります。湖の周辺の陸地を加えると広さは約80平方キロメートルほどです。
東湖の歴史
湖岸が曲がりくねり、湖水が波打っているので昔から99湾と呼ばれています。1950年この風景区は造られ始められ、1982年国務院の国家重点景勝地になりました。毎年、国内外から200万人の観光客がここを訪れます。1999年には政府より「全国文明な景勝地のモデル」という名称を与えられました。ここは長江の東岸にあり、杭州の西湖と並び有名な景勝地です。
最近では国家級湿地公園の建設認可も獲得しました。典型的で代表的な湿地の生態システムを有しており武漢市の水生態、水環境、地域の気候に大きな影響力をもっています。
観光スポット
ここは特色ある6つの部分に分かれています。听涛軒、磨山区、洛洪区、落雁区、吹笛区そしてまだ完成していない白馬区です。湖の景色がきわめて美しく、風光明媚なところです。東湖には100以上の観光スポット、33平方キロメートルの広大な水域、12個大小の湖、112キロメートルの曲がりくねった湖岸、青々と茂る山林があります。湖水が鏡のようにきれいで、山林は屏風のように美しく、その景色はまるで絵画のようです。行吟閣、梨園、竹園、蓮池などが西岸にあり、また湖の東南には磨山がありと鏡のような湖と緑の山が相映えあっています。東湖は年間通じていつでも魅了される景色を見せてくれます。春は青い山と水、鳥がさえずっています。夏になれば水上に船を浮かべて気分爽快です。秋は紅葉が美しく、キンモクセイの香りが風にのってやってきます。冬には雪の中を歩きながら梅を観賞するのもよいでしょう。
東湖の文化
東湖はもっとも大きな楚文化観光センターで、楚の雰囲気が色濃く見られます。行吟閣はその名も有名で、離騒碑は「三絶」の一つとされています。楚天台は堂々たる姿で建っています。楚国の出土品も数多く残り、歴史文化に深く関係しています。この湖の南側には武漢東湖高新技術開発区もあります。周辺には武漢大学、華中科学大学、中国地質大学など26所名校が集まっています。中科院武漢植物園など56箇所の国家、省、部属科学研究所もあります。知識、文化に富み、旅行資源もたくさんあります。
東湖桜花園
東湖桜花園(とうこおうかえん)は武漢東湖磨山桜園とも呼ばれ、東湖地区にある桜の名所になっています。遼寧省大連市旅順口区の龍王塘桜花園と共に中国の「2大桜の名所」となっています。毎年の3月と4月に東湖桜花園で年に一度の桜祭りが開かれます。