卡若拉氷川
卡若拉氷川はナンカルツェ県とギャンツェ県の境目にあり、ギャンツェ県の町と71キロの距離があり、ヤムドク湖を寄りかかり、標高4330メートルのスミ・ラ峠を乗り越えてから卡若拉氷川の麓に着きます。長年の道路を走る車の影響で、埃に覆われてしまい、氷川全体は黒と白の層とが重なる形になりました。真っ白で透き通った氷川をイメージしがちですが全く異なります。卡若拉氷川はたびたび映画(例えば:『紅河谷』、『ギャンツェの戦い』、『雲水謡』などの人気映画)のロケ地となった影響で人々の注目を集めています。
卡若拉氷川は乃钦康桑雪山の一部分で、典型的な大陸氷川です。形が流れている氷雪のようで、上部には緩やかな氷帽があり、下はぶら下がっている氷舌が二つあります。氷川全体の面積は9.4平方キロとなっています。卡若拉氷川の岩には水晶があり、道の小石にも水晶が入っています。そのほか、雪は隙間に沿い溶けてしまって、様々な姿をしている氷の林も生成しました。強い日差しに反射されて、ピカピカと輝いています。
氷なだれを防止するため、氷川の周りは柵で囲われています。卡若拉氷川の麓には駐車場があり、そこで氷川の美しさを堪能することができます。褐色の山は真っ白な雪に覆われており、氷雪は相当厚いので、風に吹かれて溶けた痕は目立ち、皺のように深く刻まれています。そして、氷雪は山を包む布団のようで、山との境界線ははっきりしており、いつの間にか山から落ちってしまう印象がします。空は青く、雲が白い雪の高原に、巨大な氷川が頂上から中部に広がっており、その景色は立派で美しいです。
冬の卡若拉氷川は一層清らかになり、植物が枯れた後の卡若拉氷川はまるで白い仙女のようです。山々の上に立ち、神聖かつ純潔です。ラサからシガツェに移動する途中で、その美しい奇観を見物することできます。駐車場に写真を撮ってる旅行者も多く目に見えます。しかし、今は温室効果の影響で氷川は溶け、しだいに小さくなってきています。
交通アクセス
道路:ギャンツェ県→衛国路→環城南路→S307→卡若拉氷川