武夷山
烏龍茶の一種-武夷岩茶の産地として有名な武夷山は福建省武夷山市の南15キロのところに位置する有名な風景区で、面積は60平方キロメートル、四方を渓谷に囲まれ、岩山は互いに連なっておらず、独立しており、水墨画のような景観です。
主な風景には九曲渓、三十六峰、九十九岩があります。九曲渓は三保山に源流を持ち、星村を通って武夷山に流れ込み、九回も蛇行しています。竹のいかだに乗って川を下れば、いろいろな景色が目を楽しませてくれます。このほか、大王峰、玉女峰、接笋峰、小桃源、一線天などの名勝もあります。
衝佑万年宮、紫陽書院、虹橋、架壑船棺など古跡もたくさんあります。さらに世界でも珍しい動植物が豊富で、武夷山自然博物館も建設されています。
お茶好きにとっては、武夷山は絶対外せないところです。自分の目で、実際には飲めない大紅袍の茶樹を見てみましょう。大紅袍はお茶の王様と評された原因は、原木は4本だけで年間収穫量は300gしか取れないで珍しいし、成長環境の無汚染と細心栽培で香りが独特で高いことです。
茶樹に至るまでの道には、九龍名叢園があります。ここで何種類かの(白鶏冠、鉄羅漢、肉桂など)茶樹を見ることができます。
袍原木の直下に木造の亭があり、原木を観賞しながらお茶を賞味できる場所です。その「望珠亭」という額は清朝の康熙帝親筆だそうです。大紅袍景勝地に入ると、左は透き通った渓流、右は茂っている茶園、両側絶壁に文人墨客の題字が見え、一路鳥の鳴き声と花草の香りがお伴いになり、桃源郷に入ったような気がします。
大紅袍茶樹の麓には東屋があり、大紅袍を眺めながらおいしい岩茶を飲むことができます。購入も可能です。
二代目大紅袍、水金亀など数種類しか売っていませんが、安くて美味しいです。焙煎具合もすばらしいです。焙煎具合から判断すると、手工でしょう。ここの茶葉はベストCP岩茶かもしれません。 岩茶の強さが苦手な人、台湾烏龍茶好きで岩茶はちょっとという人は絶対こちらです。岩茶が好きになりますよ。
九曲渓
武夷山自然保護区黄崗山南麓に源を発する九曲渓は、全長62.8キロの渓谷で筏下りで有名です。全体が九曲渓景区となっており、河の流れが自然の弯曲的作用のほか、岩層断裂の影響を受け、険しい渓流を形作っています。9.5キロの筏下りコースのうち、直線距離はわずか5キロしかありません。九曲渓は西から東に流れ、星村をから武夷宮まで、曲がりくねったコースが続いています。筏下りの所要時間は半日で、すばらしい景色を堪能できます。
水簾洞は滝が絶壁の頂上より流れかけて、まるで水で出来たカーテンのように見えるので名をつけたものです。伝説中孫悟空の出身地のイメージと良く似合いますので、テレビドラマ『西遊記』もここで撮影したことがあるそうです。
武夷山の中で一番の景勝地といわれる天遊峰は、 武夷山景区の中部に位置する五曲隠屏峰の後ろには、海拔410メートルの独特な峰が集中しています。
雲と霧に覆われた峰の周りは九曲渓に取り巻かれ、武夷山の全景を眼下に収めることができます。
天遊峰は、東を仙游岩、南を清隠岩、西を仙掌峰に接し高く聳えています。
雨の後の晴れ間の景色が美しく、運がよければ雲海が見られることもあります。
峰の頂上には、胡麻澗があり、“雪花泉”と呼ばれる一大奇観となっています。
また、著名な旅行家である徐霞客がここを褒め称えたことも有名です。
メインの観光スポットは、御茶園遺址、雲窩、接笋峰、隠屏峰、賞月亭などがあります。
気候
武夷山は一年を通じて温暖湿潤な気候で、年間平均気温は17.6℃です。1月から3月までは非常に干燥しています。 黄崗山山頂には、厚い枯葉の層が堆積しており、山を保護しています。
夏の気温は、比較的高いですが、緑が生い茂る季節なので、風景は美しいです。
6、7、9月は、観光客が比較的少なく、料金も安いくなります。
中でも6月と7月は水量が多いので最もよいです。毎朝10時頃、霧がすっと晴れていきます。