青海省の大自然の景色は、美しく素晴らしいものです。長い歴史を誇るこの地には、古代の寺院や城、崖に描かれた壁画など、多くの遺跡があります。また、少数民族の独特な習俗や文化が、多くの観光客を惹きつけています。
標高約3,260mの高さにある青海湖は中国で最も大きな内陸塩水湖で、深さは最深部で32mほど、その面積は4,573平方km(琵琶湖の約6倍)にも及びます。湖には、渡り鳥の営巣地となっている鳥島を始めとした大きな岩山がいくつかあり、多くの旅行者が訪れます。
青海省は長江と黄河の水源地帯です。長江は標高約6,620mのタンラ山脈に端を発しています。ここでは、高さ数十メートルの氷塊が銀色に輝く神秘的な世界を構築しています。黄河の水源は青海高原の湖沼地帯で、鬱蒼と生い茂った草原に覆われています。
1379年に創建された中国西北部最大のイスラム寺院である東関清真大寺を始め、チベット仏教ゲルク派6大寺院の1つである塔爾寺(タール寺)、チベット仏教芸術の中心地である同仁の隆務寺など、青海省にはその文化を反映した数多くの寺院が存在します。