杭州東方文化園は銭塘江、富春江、浦陽江の三つの川が合流する蕭山義橋楊岐山の南麓に位置しています。この風景区は杭州市内、蕭山景区からそれぞれ15キロほど離れていますが、位置的な環境には優れています。左に湘湖、右には魚浦があり周りは田園村落に囲まれていて、とても美しい風景です。園内は八卦(易経)をもとにして構成されており、儒家、仏教、道家それぞれの文化が融合して一体となっています。長さ2728メートルの芸術回廊には色彩上絵が描かれていて、八つの風景区(世紀広場、仏教区、道家区、儒家区、東方リゾート区、千ムー大草原、山瑞観覧区、世界珍果園)を通り抜けることができます。これらのデザインは、東方伝統文化の奥深さと魅力さを十分に表現しています。
世紀広場
世紀広場の総面積は2万㎡で、色とりどりの花や緑豊かな広場や宝塔があります。広場に建てられた四つの塔はどちらも16メートルの高さがあり、易経や五行八卦理論によって特定の方位を向いて建てられています。東は木行、南は火行、西は金行、北は水行に属し、四つの塔の中にある円台は五色大地を象徴しています。そのため円台は五色のマーブルで造られています。
世界珍果園
杭州東方文化園にある世界珍果園では世界中の珍しい果物がたくさん見ることができます。またここでは科学技術を駆使し開発された様々な新しい種類の果物も栽培されています。例えば、重さ百キロ余りのカボチャや高さ6メートルを超すトウモロコシ、大人の身長ほどのヘチマ、小型のカボチャやヒサゴなどの珍しい果物と瓜類があり、科学栽培の凄さを実感できます。
山瑞観覧区
ここの景観は長城が営盤山麓に沿って連なっている様子で北宋時代の万里長城を模して建てられました。階段を登ると三江宝塔にたどり着きます。東方文化園のシンボルである三江宝塔は宋代建築風の八角九層で、高さ60メートルあります。凛とした姿でそびえ立ち、デザインも美しい三江宝塔に上って景色を眺めれば、はるか遠くまで見渡せ心もおおらかになることでしょう。