旧正月とは、旧暦の正月のことで、主に1月1日のことを言います。中国だけではなく、シンガポール、韓国、ベトナム、マレーシアなどの国も祝日として定められています。
今回は旧正月の日付、各国はどのように旧正月を過ごしているのか、そして日本はなぜ現在、旧正月のことを祝わないかと紹介します。
2024年の旧正月は2024年2月10日です。旧正月は中国旧暦に基つく祝日なので、日付が毎年違います。下記の一覧表は各年の中国旧正月(春節)の日付です。
西暦(年) | 旧正月の日付 |
---|---|
2023年 | 1月22日 |
2024年 | 2月10日 |
2025年 | 1月29日 |
2026年 | 2月17日 |
2027年 | 2月6日 |
2028年 | 1月26日 |
2029年 | 2月13日 |
2030年 | 2月3日 |
2031年 | 1月23日 |
2032年 | 2月11日 |
韓国、ベトナム、シンガポール、インドネシア、マレーシアなど、アジアの多くの国では旧正月を祝う伝統がありますが、日本はアジア圏の国の中で、旧正月を祝わない数少ない国の1つです。なぜ祝わなくなったのでしょうか?
旧暦を用いていた頃は、当然、正月もその暦で祝っていましたが、明治維新後、日本は西暦に変わり、新暦の1月1日を正月と呼び、太陰暦の正月を廃止して「旧正月」と呼ばれました。 したがって、現代の日本では、沖縄と一部の地方を除いて、ほとんどの場所が旧正月を祝っていません。
沖縄には、旧正月のことを「ソーグヮチ」と呼んでおり、旧正月をお祝いする風習が色濃く残っています。お正月料理を食べたり、親戚が集まったりします。また、鏡餅によく似た「ウチャヌク」やしめ縄などが飾られます。
旧正月は、中国だけでなく、韓国、ベトナム、マレーシアなどの東アジア諸国でも祝われます。 それぞれの国で一般的な旧正月の過ごし方を見ていきましょう。
「春節」と呼ばれた中国の旧正月は、中国で最も大切な伝統的な祝日です。この時期になると、町中の道路や建物に赤い灯籠や提灯といった飾りが取り付けられます。また、吉祥とおめでたい気分を表す絵や対聯(「ついれん」などを門や入り口に貼り付けたり、生き生きとした植物で部屋を飾ったりして新しい年を迎えます。
中国旧正月の過ごし方、風俗、食べ物、挨拶などを知りたい方はこちらをご覧ください。韓国の旧正月は「ソルラル」と呼ばれます。西暦の1月1日を新正(シンジョン)というのに対し、旧正(クジョン)とも呼ばれます。当日と前後の2日をあわせて、3日間前後が連休になり、一年で最も長い休日です。
中国と同じように、韓国も家族一同、新年を迎える習慣あります。旧正月が近づくと、親戚やお世話をする人にプレゼントを贈り、先祖を供養する儀式が行われます。その後、皆でお正月の伝統料理「トックク」を食べ、旧正月を楽しみます。
ベトナムは旧正月のことを「テト」と呼ばれています。旧暦に基づいて決められるので、毎年変わる祝祭日になります。2024年のテト休み期間の予想は2024年02月09日から2024年02月15日(7連休)です。
春節はベトナムで最大かつ最も活気のある伝統的な祭りです。 ベトナムの人々は、「テト」を昨年のことに別れ告げて新年を迎える日と見なし、通常、太陰暦の12月中旬から新年の準備を始めます。鮮やかな花、バインチュン、春聯、爆竹は「テト」に最も不可欠なものです。
マレーシアでは旧正月をチャイニーズ・ニューイヤーや「春節」と呼ばれます。
マレーシアには中国人が多く、春節を祝う習慣はアジア諸国とほぼ同じです。地元の中国人のほとんどは福建省出身で、福建省南部の文化の影響を受けているため、春節にはパイナップルを購入する必要があります。福建省南部の方言により、「パイナップル」と「ワンライ」はホモフォニーで、パイナップルは春節の縁起の良い果物といわれます。 旧正月の期間中に、お互いを訪問するときにオレンジを渡すのが好きです。オレンジは「吉」と同音であり、幸運を象徴しています。
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