斉雲山は、中国四大道教名山の1つで白岳とも呼ばれ、徽州休寧県から西に15kmの所に位置しています。斉雲山は黄山と向かい合い、標高が585mです。観光スポットは110㎡の面積で、奇妙な山、きれいな水、不思議な石、深い穴で世間に知られています。奥深い洞窟、湾曲した渓流、澄みきっている池、美しい泉を織りなした絶景です。具体的には、月華街、雲岩湖、楼上楼という三つのスポットに分けられます。奇峰が36個、怪岩が44箇所、深い穴が18個、渓流が27、池が14箇所、亭が16箇所、碑銘石刻が537箇所、石橋が5つ、寺院が33箇所あります。
中国四大道教名山の1つとしての斉雲山は、真武大帝を祭っています。武当山とともに真武大帝を祭るに因んで、「江南小武当」とも美称されています。唐の時代、道教は斉雲山に伝わって来ました。宋、元の時代、道教の基礎を定め始めました。明の時代になると、江西龍虎山嗣天師正一派張真人祖師三代は、皇帝の命令に応じて斉雲山に滞在していました。彼らはここで寺院を建て祈祷し、道教のルールを完全にさせました。ここも徐々に江南の道教活動センターになりました。「玄天太素宮」を主体としている月華街辺りは、道士や参拝者にとっての聖地です。
唐朝乾元時代(758—760年)、道士龚棲霞はここで行脚し、天門岩に隠居しました。南宋宝慶時代(1225—1227年)、道士余道元は山で修行を積み、斉雲岩で佑聖真武祠を創立しました。その後、行脚僧が続々と集まり、道教の建築もますます盛んになりました。明朝の時、道教建築の規模はピークに達しました。「斉雲山誌」によると、宮、観、殿、院、館、楼、閣、亭、台など様々な道教建築は108箇所あるそうです。ほとんどの建築物は、湖北省にある武当山を模倣して建てられました。規模が広大で、気勢が雄大です。しかし、長年修理していないこともあり、戦乱中も非常に被害を受け、多くの建築は次々と壊されました。現存している数十箇所の宮殿、亭台楼閣は最近復旧したものです。
かつて祁門県の庶民たちは斉雲山へ参拝に行きました。自発的に「百子会」を設立し、100人ないし200人で構成されています。参拝の頭を数名指名し、一人の頭は11、12人ほどを管理していました。頭は会費の徴収、勘定の精算、参拝者の食事や宿泊などの雑用を取り扱いました。参拝日は旧暦の9月16日です。参拝者は提灯や紙で作られた亭を持ちながら、祁門県を一周回ってから、斉雲山を登りはじめます。各寺院へ参拝し、月華街を巡り、斉雲山を満喫し、夜は長寿楼に宿泊して翌日山を下ります。これで、参拝を終えます。
ツアーをオーダーメイドする
|
柔軟性を最大限に活用
|
ご満足いただけることを保証
|
自分の中国物語を生きる
|
住所: 中国広西桂林七星区七星路創意産業園6棟4階