一般的に陶器と磁器を総称して陶磁器と言いますが、違いがあります。陶器は、焼く温度が低く800度あたりですが、磁器を完成させるにはより高温が必要です。
陶器とは、粘土を生地として車輪製法(「車輪」とは短い軸に固定している丸い皿を指し、加工した粘土を車輪に載せてグルグルまわし、指で少しずつ上に引きのばして陶器の白地を作る製法)によって成形し、白地に薬をかけて800~900度で焼き上げて製作するものを指します。陶器の白地は、不透明な多孔性で吸水性を持ち、叩いても音がはっきりと出ません。磁器に比べて質も粗く、通常は黄褐色ですが他の色やカラー模様をかけることもあります。
また陶器は、外観から精陶器と粗陶器に大きく分けられ、色から有色陶器か無色陶器に、製作工程から釉薬のある陶器と釉薬のない陶器にも分類しています。灰陶、紅陶(レンガ色)、白陶、彩陶、黒陶などの多くの品種があります。
陶器の歴史は古く、新石器時代からの出土が多く見られます。唐の時代に盛んに製作されており、黄色、褐色、緑が基調の釉薬の色で焼きあがった陶器があり、それらは「唐三彩」と言われています。唐三彩は、分類としては釉薬をかけられて低温で焼きあがる陶器です。釉薬にいろんな金属酸化物(銅、鉄など)を加えて、焼き上がりに薄黄色、薄緑、深緑、など様々な色を付けています。その基本的な色である、黄色、褐色、緑の三色が「唐三彩」の主な色です。
唐三彩の釉薬は、白地に浸透し互いの色で仕上がりに濃淡の変化を生み、すごく鮮やかに仕上がります。また形も豊富で、主に人物、動物(馬やラクダがよ見られます)、日用品の三種類です。
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