木彫り人形
木彫り人形というのは木で小型の人物の形を彫刻し、顔のくま取りに彩色上絵を施し、毛髪も飾ったうえに、衣服と演劇用の器具を取り付けた人形です。 古代の中国では、木彫り人形を土偶もしくは傀儡とも呼ばれていました。また、木彫り人形を使って表現する芝居は人形芝居を呼ばれます。
発展
木彫り人形の芸術には中国で2000年あまりの歴史があります。 唐代には、木彫り人形の芸術は急速に成熟しました。 宋元の時代は発展の最盛期でした。 現在、中国における人形の主要な生産地は福建省の泉州と漳州、広東省などですが、中でも福建省で最も盛んです。
種類
人形には形と操る技術によって、掌中人形(手掌で操る人形)、操り人形、針金人形3つの種類があります。
製作
頭の彫刻と衣服、ひげと毛髪、手足の取り付けが主要な工程です。その中で最も重要なのは頭の彫刻です。
頭の製作は木彫りと彩色上絵二つの順序に分けられます。木彫りは軽くて、彫刻やすく、虫に食われない木を選択し、人形の頭部を三等分して顔のセンター・ラインを描き、五官(眉・目・耳・鼻・口)を描き出します。そして役者の指が動かし易いように、首の部分を掘り出します。そのあと頭を彫刻し、動かし易い口と目を取りつけます。 彩色上絵については、まず頭の上を綿の紙で表装し、ゴムと泥水を塗りつけて、ピカピカに磨いた後に隙間を埋めます。それから顔のくま取りに彩色上絵を施し、ろうをつけます。最後は髷、ひげなどをつけます。
人形芝居は演者が人形を操って物語を表現する伝統的な演劇です。中国の人形芝居は漢の時代から始り、清朝以降に最盛期に入りました。
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