西安ショッピングエリア
西安の繁華街は主に解放路、東大街、南大街に集中しています。ここには西安で最も大きなショッピングセンターがあり、様々なブランドショップが建ち並んでいます。しかし西安のお店は営業時間が他と比べ短く、観光などから帰ってきてから買い物へ出かけようものならお店が閉まっているといったこともあります。そのため事前に営業時間を確認したほうがよいでしょう。だいたいのお店は20:00か20:30で閉店してしまいます。
西安・百盛スーパー
1、書院文化街:文房具、書画、各種の旅行みやげ
2、回民街:各種の特産品、工芸品、旅行みやげ
3、解放路―東大街-鐘楼-南大街-西大街:西安でも現代的なショッピングエリアで、鐘楼から東大街と尚俭路の交差点までの区間にあります。世紀金花、開元商城、新築の骡马市商業歩行街、東大街の百盛商城、解放道の民生ビルなど多くの大型ショッピングセンターが集まっています。
4、大雁塔十字の週辺:コンピュータ、各種のデジタル製品や部品を扱っている専門市場、多くの大型デジタル商品販売店が並んでいます。
5、小寨商圏:大型の百貨店、おしゃれな店が多く集まっており、若者にとってここは買い物天国です。
6、書画の街(書院門):碑林博物館の近くにあり、様々な人物や山水、花鳥などの書画が販売されています。
7、切手の街:尚朴路にあり、敷地面積は約200平方メートルで、西安で最も大きな切手収集の市場です。
8、麻家十字グルメの街:廟後街の近くにあり、この辺りの店舗数は約600店を超え、なかにはイスラム風味のB級グルメも200種ほどあります。
9、骨董の街:八仙庵、骨董、工芸品などが販売されています。
10、歴史文化の街:南門里書院門に書画、文房具、玉細工などを扱っている店が約100店舗あります。
11、工芸品の街:北院門にあり、様々な工芸品が販売されています。
12、南門外長安美美:西安の高級ショッピングセンターで、世界の多くのブランド品が集まっています。
13、西大街の古風街:新しくできた商店街で、時代百盛店、中港城の2つの大型ショッピングセンターがあります。その他、上海城、中華街、デジタル港、セントラル広場などもここで開業する予定です。
ショッピングの注意事項
1、工芸品を買うとき、当たり屋に気をつけてください。陶磁器、玉細工などの壊れやすい物を見るときには自分で触らず店主に持ってもらい見たほうが安全です。また書院門、回民街、化覚巷など賑やかな所では自分のカバンがまわりの商品にぶつからせないように十分注意してください。
2、買うつもりはなければ値段交渉をしないほうがよいでしょう。相手が譲歩した場合、買わなければトラブルが起こる恐れがあります。
西安のお土産
兵馬俑の複製模型
兵馬俑の複製模型
兵馬俑の発掘と展示にともない兵馬俑の複製模型は国内外の観光客にとって1つは欲しいお土産品です。国内外の観光客に人気があるので世界の様々な所で兵馬俑の複製模型を目にすることでしょう。
切り紙細工
切り紙細工は紙を切り抜いて色々な形を作る手工芸品で、出来上がった切り紙を横木や窓、テーブルの上に張ります。自分の喜び、感情、生活のあり様を描き上げており、「切り画」或いは「窓の花」とも呼ばれています。切り紙細工の歴史は南北の時代にも遡ることができます。祝日、五穀豊穣、民間伝説、子供、動物を主題としているものが多いです。趣があり美しいので多くの人々に好まれています。
回民街・切り紙
徳懋恭の水晶餅
水晶餅は外の皮がサクサクで餡がきらきらして水晶のように透明であることから、その名が付けられました。水晶餅は典型的な秦風のお菓子で「秦風菓子の王様」とも呼ばれています。関中地域で、大人気で燕窩、シロキクラゲ、金華ハムと同じように有名です。清の光緒の末期、北京は八国連合軍に侵攻され、西太後は避難するため西安に来ました。広済街で香りを嗅き、車から降りて徳懋恭の水晶餅を食べてみると、その美味さに感心してしまいます。そして徳懋恭水晶餅を献上品に指名しました。その後、徳懋恭水晶餅の名はもっと広がり名声を博しました。
西鳳酒
西鳳酒は鳳翔県で作られています。鳳翔県は関中の西部に位置しているので「西鳳酒」と名付けられました。記録では西鳳酒は唐の時代にすでに「甘泉美酒、香味濃厚」との好評を得ていました。この地に「東湖の柳、柳林の酒」という諺があります。西鳳酒の製造に使う水はその柳林鎮の井水で、水質はよく、甘みがあります。酒の原材料は地元で収穫したコウリャンで、麹は6割の大麦と4割の豌豆で作られています。数回の発酵と濾過を繰り返すことによって酒の中に豊富な蛋白質、ビタミン、糖分とミネラルが含まれるようになります。滋養強壮の効果があり人々に好まれています。
安塞の農民画
安塞の農民画
その名前通り、農民たちが描いた画です。安塞には民間の画家が数千人おり主に女性です。手の空いた時間に絵筆で新たな生活を記録し、独自の作風を作り上げています。農民画は題材がバラエティーに富み、色彩効果が重視されているので鮮明な視覚的印象があり「東方のピカソ」ともいわれています。
永寿の胡桃
言い伝えによれば胡桃は張騫が西域から持ち帰った物で、永平郷の「平遥」で産出する胡桃は最も有名です。胡桃は「長寿不老の食べ物」と呼ばれ、甘くて体を温める作用があります。肺、腎臓に良いほか滋養強壮の効果もあり便秘と咳にも効きます。
輦止坂老童家の蝋肉
輦止坂老童家の蝋肉
蝋肉とは牛や羊などの肉を燻製したものです。「輦止坂老童家」という店の蝋肉は柔らかく、色も鮮やかで塩の加減もちょうどよく美味しいので昔から評判がいいです。
北京が八国連合軍に侵攻され西太後が西安に逃げてきたとき、この肉を食べ、その美味しさに感心しました。そして邢维庭に「輦止坂」という名を額に書き記させ、店の横木に掛けました。その後、輦止坂老童家の蝋肉は献上品としてより一層有名になりました。
現在、輦止坂老童家の蝋肉は先進的な技術を利用し、真空包装になっているので持ち帰りに便利です。昔の献上品が今では万人の口に入るようになりました。回民街の老鉄家も老舗で祝日も平日もいつも行列が絶えません。人気のほどがうかがえます。