旧正月(春節)が終わると春の訪れを感じます。この季節、中国雲南省の羅平(らへい)では菜の花が満開に咲き、見頃を迎えています。2月と3月は、雲南の元陽棚田観光の最適な時期です。美しい雲海•雲霧の世界、輝く朝焼けと夕暮れは、段をなしている棚田を多彩に飾ります。太陽の光り、雲霧と棚田の組み合わせは絵のような美しさを見せます。
元陽は、雲南省衰牢山南部の紅河ハニ族自治州にあり、昆明市から300㎞に離れています。。ここは中国でも有数の菜種油の産地で、菜の花畑の総面積は約2000km²あり東京都の面積に相当する大きさです。羅平では「菜の花畑の絨毯」だけではなく、その中にカルスト地形の美しい奇峰(金鶏峰)が顔を出し、また立体的な螺旋状の棚田のような「牛街花畑」があります。ここの棚田は高く険しい山峰の中に作られており、総面積は12万ヘクタールに達します。そのうち、最高段数は3000階に及んでおり壮観です。また、地元ならではの雲海も加わり、各地の撮影愛好家が訪れる有名な撮影地となっています。
春の雲南は、羅平の黄色い菜の花が至る所で満開となり、東川の紅土地は日暮れのように鮮やかに輝き、さらに少数民族のもつ風情も体験することができます。旧暦の2月2日(新暦3月21日)は対歌祭りで、3月3日(新暦4月21日)は布依族の水掛け祭りです。その他、この周辺には魯布革小三峡、九龍河瀑布、多依河風景区といった観光名所もあります。
ポイント:
毎年2月と3月に、多くの撮影愛好家が元陽棚田に訪れるため、宿泊先は値上がりや満員になります。元陽棚田を訪れる際には、前の年の冬に宿泊先を予約しておいた方が無難です。
羅平は昆明から東へ200kmほどの所にあり、列車だと3時間半かかります。
Arachinaでは昆明-羅平の列車チケット予約と羅平菜の花ツアーを手配できます。皆様のご利用をお待ちしております。
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