昆明世界園芸博覧園は「中国′99昆明世界園芸博覧会」の跡地に作られた公園で、昆明市東北約4.5キロの所にある金殿風景名勝区に位置している。面積は218ヘクタール、76.7 %が植物に覆われ、そのうち120ヘクタールが潅木の生い茂る緩やかな丘になっている。また水の占める割合は10%から15%。
敷地内に五つのエリアが設けられている。中国館、大温室、人と自然館、科技館、国際館、また盆栽園、樹木園、薬草園、竹園、野菜果物園、名花園、お茶の文化園七つエコロジー園などの施設も充実している。園内に展示されている植物は2551種200万株。319種類にもわたる竹も展示されている。長さ850メートル、幅60メートルの“花園ストリート”には300万鉢の花が展示されている。国際館には合計90の国、国際組織の独自の専門展示園(台)があり、また中国国内の各省、市、区が地元の造園芸術の特徴を紹介する展示区もある。ここは全世界の園芸風景が揃う巨大な博覧会場である。
中国園
中国園区は中国の版図に従って、各地の展示区を配置されている。地形は西北が高く、東南が低い。園内の公共緑地に各省、市、自治区が代表的な喬木が植えられている、これは中国全国人民が団結して、共に輝かしい未来を創っていくことを象徴している。
中国園区:
北京 黑龍江 天津 甘肅 山西 重慶 湖北 山東 江西 廣西 安徽 河南 湖南 河北 雲南 上海 廣東 陝西 西蔵 青海 吉林 海南 遼寧 浙江 内蒙 江蘇 福建 新疆 寧夏 香港 貴州 マカオ 四川 台湾
香港
園名は"中国の窓"といわれ、面積は1620m2である。
北京
万春園は皇室造園の山水園を代表して、皇室造園の豪華、雄大、精緻な特色を展示している。
上海
園名は“明珠苑”といわれ、面積は1552m2である。
設計は都市造園、花園をテーマとし、海派造園の風格を特色としている。
国際館
国際館は博覧園の最東端に位置し、総建築面積11000m2、道路広場面積4300平方メートル、緑化面積3050平方メートル、室内標高1953m。主な観光コースーの最後であり、博覧園のメインゲートと2km離れている。
国際館の大部分は二層、高さ8.5m、一部は三或いは四層、高さ19.2m、中央部分の円形屋根の直径は18m、円形中心部分は鉄骨構造のガラス採光天井が採用されている。
日本園
日本園の面積は約3760m2で、展示舞台の左側にあり、主通路のすぐそばに位置する。すべての国際屋外の庭園でいちばん面積が大きいのである。
庭園の西と東の角は出入り口にする。南東の角に木のドアが一つある。通路が二筋あり、両側と四周に多色の花草を植えた、五つの花壇がある。西側の花に小さい湖を造り、北側の渓流と一体になるのである。東側は細長い花畑である、南東側には円の花壇を造り、観光客は満開の花に身をおいているような感じをうける。
湖と川の連なるところには木の橋を一つ造り、そのそばは亭である。全庭園は日本庭園の典型の風格を現わしている。
テーマ展示園
野菜果物園
竹園
盆栽園
茶園
薬草園
樹木園
案内図