スターリン公園

スターリン公園は1953年に、黒龍江省のハルビン市にある「松花江」南岸に造られました。昔は「川畔公園」という名前でした。スターリン公園の東に松花江鉄道大橋があり、西には九站公園があります。「松花江」の土手に沿って細長いオープン型公園で、全長は1750メートルで面積は10万５千平方メートルです。

彫像と建築

公園内にロシア古典式風のだけではなく、色とりどりの「五色草花壇」が園内の至る所にあります。そして「翼を広げる白鳥」「三少年」「動き出す」「飛び込み」「剣舞」など16組の彫像が園内の緑地に分散してあります。スターリン公園はヨーロッパ庭園の建築様式を吸収した上で、北方人の質朴さと豪快な性格も表しています。全国のたくさんの公園の中でも独自な特徴が非常に鮮明です。園内の花壇、彫像、芝生、座席、手すりとロシアの古典式建物は非常に斬新であり、夢幻な童話の世界のようです。

観光スポット

夏のスターリン公園は芝生が青々とし、列で並んでいる高木が観光客のために涼しい日陰をたくさん届けています。豊富な品種で多彩な花々が次々に満開になります。広々としていて透き通った松花江の上を、風はそよそよと吹きながら小舟を軽く揺り動かしています。太陽がぎらぎらと照りつける砂浜の上で、色とりどりのテントは美しさを競っています。松花江では、人々が楽しく水と戯れてにぎやかです。冬になると、園内の氷と雪はとてもきれいで、公園はあっさりした銀色の服を着たように見えます。樹氷を観賞し、氷帆とそりに乗れば心が晴々となります。
スターリン公園の観光地域の中心は「防洪記念塔」で、ロシアの古典式建築であることから世界に名が知れわたっています。また、この記念塔はハルビンのシンボルと言われ、ハルビン人が大洪水に２度も打ち勝った歴史を記念するために建てられたものです。この公園では、色鮮やかな大地芸術の造型作品を観賞することも、特色のあるロシア商品を買うこともできます。冬になると創造力を発揮して、氷の彫刻を自由に作成することができます。また土手の上から、大型の氷の滑り台で直接に松花江に滑り込むこともできます。さらに公園内には体育館、青少年センター、浴場、「江上クラブ」などの施設があり、観光、ショッピング、レジャーの機能が完備されています。