蝴蝶泉は蒼山の云弄峰の麓に位置し、その水は鏡のように澄んで綺麗です。毎年、 蝴蝶会になると、数えきれない程の蝶が、四方八方から、泉のほとりに飛んできて、空を覆うように乱舞します。大きいものは手のひら程、小さいものはコイン程です。無数の蝶はびっしりと帯状に連なり、樹の上から水面まで、垂れ下がっています。その色とりどりの美しさは実に壮観です。
蝴蝶泉の形成はこの一帯の自然環境と関連しています。 蝴蝶泉の西には「蒼山」、東には「洱海」があります。蒼山は雄大で美しい山です。頂上はいつも積雪があります。ここはよく雨が降り、植物の種類が多いです。洱海は面積約240平方キロで、風光明媚、折々の花が絶えず、一年中春の感じです。
蒼山と洱海は「銀の蒼山、玉の洱海」と言われる景勝地で、更に蝶などの昆虫が生息する自然環境があります。 蝴蝶泉は洱海断裂帯の北東側にあり、地下水流による浸食作用によって多くの数多くの鍾乳洞が形成されています。雨水と表流水の補給により、カルスト帯水層が形成されます。このカルスト帯水層の間を流れる地下水は管形状の通路に沿って流れ、堆積物を浸食したり、洗ったりして、地表に涌き出して蝴蝶泉となります。
残念ながら、ここ十数年、美しく盛大な 蝴蝶会はめったに見られなくなりました。時折、四方から集まってくる蝶を見かけますが、数は多くはありません。
旅行のベストシーズン: 蝴蝶会は毎年の旧暦4月15日に行われます。
その時に、おびただしい数の蝶が四方八方から集まり、泉のほとりで空を覆うように乱舞する光景は、実に壮観です。