海宝塔寺は銀川市の北西1.5キロのところに位置し、清の時代末期~中華民国の時代初めには 「海宝禅院」と呼ばれていました。また別の名を赫宝塔、黒宝塔とも呼ばれています。建てられた時期は不明で聞くところによると公元5世紀初頭にあった16の国のうちのひとつである夏国の国王、赫連よって再建されました。現在のものは清の時代に発生した2回の地震の後、再び修繕されたものです。
海宝塔は地震によって幾度か被害を受け、その度に修復されています。現在の11階部分は乾隆帝のときに再建されました。再建の際、少し手を加え塔の内部に最上階までのらせん階段を設えました。塔の上からは銀川の姿が一望できます。海宝塔と市内にある承天寺が相対する姿は『寧夏八景』のひとつになっており、“古塔が空高くそびえる”との誉も高いです。
海宝塔は四角形の9階建の総数11層あるレンガ製の楼閣の塔で、高さ 53.9メートルあります。塔は広々とした四角形の土台に建てられており土台の高さは5.7メートル、一辺の長さは19.7メートルあります。土台の四方には青いレンガで造られた花壇があり、また東側の中央には塔座門への石階段があります。
ぞれの階層は木の板で隔てられており、木の階段に沿って頂上まで登ることができます。塔の外壁の角々に風鈴が釣り下げられ、風が吹くと鈴の音が響き、周囲の静けさを感じることができるでしょう。海宝塔の建築スタイルは独特で、四角形の塔の形、四方にあるアーチ型の門、多くの角張った部分や四角の尖った先端など、中国の古代建築の傑作といわれています。
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