復興路と思南路の交わるあたりにアオギリの木が生い茂る庭園があるグレーの煉瓦と赤い瓦で造られた洋館があり、まさにヨーロッパのスタイルで非日常を感じさせます。これは上海市中心の思南公館区域にあたり、51棟の洋館から成っています。周囲の喧騒とはうって変わってとても静かな所です。
思南公館は静寂に包まれた思南路にある上海の新しく作られた一大スポットです。もともとは古い家でしたが、現在、特色あるスポットに改修されています。思南公館は復興公園に近く、また東側には重庆南路があります。静かな思南路にはかつて近代史の著名人、柳亜子、梅蘭芳などが住んでいました。
思南公館は上海市中心部で唯一の庭園がある洋館です。ここには51棟の歴史ある同様の洋館があります。上海でも近代居住空間の建築物が集まるところで、総面積は約5万平方メートルです。
有名な新天地は上海の石庫門造りの家を改装したもので、かつては中産階級の別荘として使われていました。それに対し思南公館は金持ちたちの独立した別荘を改築したものです。思南公館にはホテル、ビジネスセンター、高級のクラブおよびレストランがあります。
思南公館は観光客があまり多くありません。そのため新天地に比べ、上海の風情をゆっくり味わうことができるでしょう。人民広場からも遠くないのでアフタヌーンテイーを飲み、古い建物を眺めたり、夜にはバーでの楽しんだりとかなり楽しめることでしょう。
-
交通:地下鉄1番線で黄陂南路駅あるいは10番線馬当路駅で下車