千灯古鎮は上海虹橋から30キロあります。2500年余りの歴史をもっている文化名鎮です。昔、呉淞川辺に999の土墩(土で作った小山)がありました。1000個目の土墩は昆山の南にあるので、「千墩」と呼ばれ、後に「千灯」に変えられました。千灯古鎮はまだ江南水郷の「橋、流れ、人家」の古風な姿を保っています。千灯古鎮は優れた人材を輩出する土地で、優れた人物がここに集まっています。千灯古鎮は明代の思想家顧炎武、昆劇の創始者顧堅の故郷です。深い文化的歴史を蓄積しています。
古鎮の主要道路は石板街と呼ばれます。千灯の最も特色あるところです。長さ800メートル、2072の細長いみかげ石で敷きつめられています。石板街は南宋に造られ、民国3年に修繕しております。上は歩道で、下は下水道です。優良な排水システムを持っています。これは江南古鎮で保存された最長、最好、最完全な石板街です。
古鎮に入ると、三つの橋が連なって建てられています。東のは方泾浜橋で、方泾浜という川の名が名づけられ、明代の特色があります。中間に尚書浦をまたぐ三穴の石のアーチ橋は恒昇橋です。恒昇はとんとん拍子に出世するという意味で、清代の特色があります。西の小さい木橋は鼋渡泾橋で、宋代の特色を持っています。三つの橋は三つの王朝を代表しています。水郷の橋の文化はとても面白いです。三橋にはもう一つ美しい名前があります。それは「三橋邀月」です。恒昇橋を渡った後、二千年余りの長い歴史を持っている古鎮に入ります。
恒昇橋のそばに「牡丹亭」があります。『牡丹亭』は昆劇の有名な演目です。千灯は昆劇の発祥地です。中国劇曲の薫陶の影響を受けたかも知れませんが、古鎮の若者は時代劇の映画撮影が好きです。鎮内に撮影社も多く、河に沿う長廊の至る所で時代劇の服装を着て撮影する若者に会うことができます。
開放時間:8:00-16:30
入場券:60元 観光スポットクーポン50元
入場券無しで古鎮で楽しむことができます。ただし、顧炎武旧居、顧堅記念館、余氏質屋、秦峰塔园、千灯館、少卿苑などの特色ある文化観光スポットを見学するクーポンの価格は60元です。
交通:人民広場で沪青線や沪朱線などに乗って、青浦新バス停に着きます。その後、青浦―千灯―石浦のバスに乗り換えます。このバスは千灯駅で止まり、そこはちょうど千灯古鎮の入り口で、便利です。