上海静安公園は南京西路1649号に位置し、その向かいには静安古寺、南には延安中路、西には華山路があります。
静安八景
静安公園は中央大道にある樹齢百年を超える32本のスズカケノキを中心に広がっています。北側の入口には銀杏広場があります。公園の東側の部分は歴史人文のエリアで、旧「静安八景」をもとに、遮隔景深(築山を造り、その中の景色を辿りながら、細い曲がりくねった道を歩くことで庭園の奥深さを感じる)という伝統的な庭園作りの方法を用いて「静安八景色園」が建設されました。公園の東南部は起伏する広い観賞用の芝生です。
公園の西側の部分では、地下鉄静安駅の高くなっている部分と地面との落差を利用し、大きい築山と滝が造られ、スロープには貴重な植物が植えられ、観賞台が設けられています。そのためここは壮観的な「都市山林」という美称が付けられ、現代の大都市の中でも大自然の雰囲気が感じられる空間です。
夏に涼しいので観光客に人気
公園の北側の入口には、長さ100m、広さ27mのまっすぐに延びている道路に沿って、32本の生い茂った高くて大きいスズカケノキが整然と立ち並んでいます。木陰にはベンチがあります。夏場、ここは涼しいので観光客にとても人気があります。道の両側は、ほぼ左右対称になっています。芝生を中心に芝生の周りには花が植えられ、芝生の外には夾竹桃、棕櫚、ハクモクレンなどの木が植えられています。東側の花壇にはホトトギスやツバキが植えられ、真ん中に造られた三つの築山の起伏がものの見事です。西側の芝生には1988年1月11日に造られた蔡元培の全身ブロンズ像があります。ブロンズ像の御影石台の南側には蔡元培のプロフィール、北側には彭真自筆の字句が刻まれています。
静安公園にあるレストラン
上海静安公園の中で意外にもきれいなバリ島の景色が見られます。静安湖のそばに濃厚なココナッツの香りが漂う南洋レストランがあります。ここの夜景はまさに絶景で、まるでバリ島にいるような雰囲気が味わえます。