中国館は国家館と都市館の二つの部分から成っています。中国国家館は高さ63メートル、都市のシンボルの建物です。一方、都市館は高さ14メートル、水平方向に広がった落ちつきのある建物で都市空間を構築しています。
東方の冠
中国館の外観は特徴があり、国家館の形は「東方の冠」として中国が揺れている世界の中でも風雨から人民を守る決意を表しています。その真っ赤な色はちょっと古めかしいですが数えきれない英雄たちの血によって染められていることを意味しています。中国館の中にある透明なエスカレーターを登るとまるで空を飛んで行ってしまうようです。周りから吹く涼しい風を感じて、心が揺り動かされます。ここを訪れる人たちが列をなして待つことに飽きさせないような作りになっています。
中国館はいくつかのテーマに分かれています。
春の物語、歳月の回顧など順路に従って進むとすべて見ることができます。展示内容は「探索」をベースに「東方の足跡」「探索の旅」「低炭素の未来」という三つの展示エリアに分けられ、探していくうちに都市発展における中華の知恵を見つけることができます。
展示の順序はとても合理的で、頂上に上り、見学する前にまず映画を見てリラックスします。国家館のもっとも中心となっている部分には高さ最高の49メートルの展示エリアがあり、北側には長さ100メートルの一面の壁に100倍に拡大された「清明上河図」があります。途中階の面積は3500平方メートル、驚きと喜びに満ちた「知恵の旅」と称されるエリアで、鉄道遊覧車に乗って展示エリア全体、中国の過去から現在に至るまでの都市の変貌、生活の変化と特色を見学することができます。
国家館の形に中国の伝統的な文化要素を集約しているほか、都市館のデザインも中国風で、多くの中国的要素を取り入れています。都市館の外壁にデザイナーは中国古代の文字である篆書を飾りに使っています。
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入場料:20元
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地下鉄8号線に乗り、耀華路で下車。4号出口から道標に従っていけば、すぐ中国館が見えます。