1958年に設立された洛陽博物館は、市のほぼ中心に位置し、現在の3階建ての建物は1974年に新築されたものである。博物館には洛陽近隣から出土した文物が約800点、年代順に展示されている。中でも唐代に王侯貴族の美術品、副葬品として作られた唐三彩のコレクションは、質、量とも群を抜いている。唐三彩とは、唐の時代に作られた、人やラクダ、犬や壷などの焼物で、緑、褐色、黄色などで鮮やかな彩色が施されていることからこの名前がつけられた。正面の入り口の唐三彩のラクダは特に有名である。