黒竜江省は中国の東北部、ロシアと隣接して、空路や鉄道、幹線道路のいかなる方法で到着できます。また大きな川など水源に恵まれているので黒竜江省にはロシアや日本、韓国を水上でつなぐ交通手段もあります。
空路
空路黒竜江省には哈尔濱(ハルビン)、齐齐哈尔(チチハル)、牡丹江、佳木斯(チャムス)、漠河、黒河、大慶、伊春(イーチュン)、鶏西の9か所に空港があります。うち哈尔濱にある太平国際空港は中国8大空港の1つで国内2番目に大きい国際空港です。
哈尔濱太平国際空港からは北京、天津、上海、厦門、温州、沈陽、大連、香港などの主要都市へ向かう便が就航しています。大慶を除く省内の空港へ向かう便もあります。さらに哈尔濱太平国際空港からの国際線はノボシビルスクやイルクーツク、チタ、ウラジオストクなどのロシアの都市を結んでいます。
漠河にある空港は中国最北端の空港です。主要路線は哈尔濱経由の北京と漠河をつなぐ便で、毎日就航しています。
幹線道路
黒竜江省の幹線道路網はとても広く省内99%の地域へ延びています。高速道路網は哈尔濱、牡丹江、佳木斯、大慶、绥化(すいか)、鹤崗の6都市に広がっています。鉄道の延びていない小さな町や村へ行く際は、幹線道路を使うとよいでしょう。
鉄道
鉄道輸送の発達によって、鉄道を利用し黒竜江省内を旅行することは便利になりました。鉄道は、省内はもとより近隣の省(吉林省や遼寧省、内モンゴル自治区)やロシアや北朝鮮ともつながっています。黒竜江省は中国国内でも初めて鉄道が敷かれた省のひとつです。小さな町であっても省内の多くの観光地へは鉄道で行くことができます。