凧というのは、木や竹などの骨組みに紙、ビニールなどを貼り、風力を利用して糸で引き、空に揚げられるおもちゃです。中国民間の伝統的な工芸品です。その形は主に自然の生物のマネをしていて、例えば:昆虫、動物などで、他には、幾何学図形など、だいたい70種類もあります。河南省開封市・北京市・天津市・山東省潍坊市・江蘇省南通市・広東省陽江市が中国の伝統的な凧の六大名産地です。
中国は凧の発祥地です。春秋時代(約紀元前8~5世紀ごろ)に起源があり、2000年あまりの歴史があります。初期の南北朝時代(約5~6世紀ごろ)には、凧は情報伝達の手段となり、隋や唐の時代(約6~10世紀ごろ)に至っては、製紙業の発達により、民間では紙で凧を作るようになりました。また、宋時代(約10~13世紀ごろ)になると、凧揚げは人々に愛された屋外の遊びになりました。資料によりますと、古代の凧は軍事用、宗教的な占い、また、南北朝時代では、通信用の道具として使われていました。
季節にもかかわらず凧揚げはできますが、一般的には立春(2月4日か5日)から清明(4月4日か5日)までの60日間が、凧揚げのベスト時期と思われています。民俗学者から見れば、凧は古代の中国人がなくなった親戚、友達などのをしのぶために作ったものです。だから、清明節(4月5日頃)に、亡くなった人への思いを凧に託して、その凧を高くあげて、空へ飛びます。ほかにも凧を高く空へあげるのは、過去一年間溜まった悩みを徹底的に解消するため、また、来年の健康を願うためなどといったいわれもあるそうです。
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