タクラマカン砂漠

タクラマカン砂漠（塔克拉瑪干沙漠）は中央アジア、中国の新疆ウイグル自治区にある、天山(ティエンシャン)山脈と崑崙(クンルン)山脈に挟まれたタリム盆地の大部分を占める中国最大の砂漠である。語源は、ウイグル語の「タッキリ（死）」「マカン（無限）」の合成語と言われる。「死の場所」「死の世界」という意味のようで「ひとたび入ったら出られない」」という意味もある。タクラマカン砂漠は北アフリカのサハラ砂漠に次ぐ世界2位の面積を持つ砂漠であり、タリム盆地の270,000km²を占める。東西約2,000km、南北約600km、総面積は327,400km²ある。北に天山山脈、南に崑崙山脈と6000～7000m級の大山脈に挟まれているため非常に乾燥しており、気候は著しく乾燥している。年間降水量は数ミリ程度である。過去は海または湖だったとみられ、標高は非常に低く、標高がマイナスの地域もあり、最低海抜はマイナス130ｍである。
天山南路はタクラマカン砂漠を南北に迂回するように分岐し、北が西域北道、南が西域南道と呼ばれる。砂漠の周囲にはタリム河、ホータン河などの河川があるが、いずれも内陸河川である。なお、ホータン河は崑崙山脈の雪解け水が増える夏季のみタクラマカン砂漠を縦断し、タリム川と合流する季節河川として知られる。
かつての海底が砂漠になったもので、豊富な石油が埋蔵されているといわれています。完全舗装の快適な砂漠縦断公路を通り、砂漠の真中を縦断すれば、きっと大自然の偉大さと美しさに引き付けられる。