パター茶
パター茶はチベット族の主な飲み物です。おもてなし好きのチベット人はパター茶で客をもてなします。このとき招かれた側は断ると失礼にあたります。パター茶には栄養とカロリーを補う働きがあり、また消化を助けたり渇きをいやしたりといった作用や風邪の治療や高山病の症状緩和にも役立ちます。チベット旅行するときにはパター茶を飲むことをお勧めします。
ツァンパ
ツァンパはハダカムギ或いはエンドウを炒って粉にしたもので、チベット人特有の主食です。食べる時はこの粉で団子を作り、パター茶と一緒に食べます。また、ヨーグルトやハダカムギ酒を飲みながら食べてもおいしいです。チベット人は大根などとツァンパを煮たお粥を作ります。
陰干しの牛肉、羊の肉
陰干しの肉は特色のあるチベットの食べ物です。毎年年末、気温が0℃以下になるとチベット人は牛肉や羊の肉を細かく切り、日蔭の場所に干します。翌年の2~3月になると食べられるようになります。陰干しの肉はサクサクとした食感でとても美味しいです。
ハダカムギ酒
ハダカムギ酒はハダカムギを原料にして醸造した酒で度数が低く、チベット族の人々に好まれています。お酒の色はオレンジで、味は少し甘めです。アルコール度数が低いのでビールのような感じです。ハダカムギ酒を飲むときには「三口一杯」という風俗があります。まず一口飲み、再度その盃いっぱいに酒を注ぎ、また飲むという行為を3回繰り返し最後に乾杯します。