銀子岩景勝地は桂林市茘浦県馬嶺鎮、茘桂公路の東側に位置し、桂林市中心部から85キロメートル、陽朔県県境から3キロメートル、桂林観光エリアの中で新たに出現した一粒の光り輝く真珠のようです。銀子岩はさながら巨大な天然の箱庭のように、山々に囲まれ、たくさんの桃の花が一年中咲き乱れその香りが漂い、湖と山が織り成す景色と田園風景に人々が心を奪われ、まるで「詩の中の桃源郷」にいるようです。
銀子岩は典型的なカルスト地形で、十二の山峰を貫いた三層からなる鍾乳洞です。それぞれ違った地質年代から成長してきた形様々な鍾乳石が集まり、純白できらりと、降り注ぐ銀河の如き銀色の光を放ち、ダイヤモンドのような輝きから、「銀子岩」と名づけられた。中には10箇所もの特別なスポットがあり、中でも雪山飛瀑、音楽石屏、広寒深宮の“三絶”(三つの絶景)と呼ばれる鍾乳石と、佛祖論経、混元真珠傘、独柱擎天の“三宝”(三つの宝)と呼ばれる鍾乳石が代表とされています。大自然の神業はここで余す所なく体現され、従って銀子岩鍾乳洞は「世界で稀に見る奇観」と評価されています。
3つの絶景:
雪山飛瀑(雪山の滝):銀色に輝く、真っ白で透明な滝、岩壁のキラキラが実は中に含んだ方解石と石英石が強い光に照らされ反射し屈折したものです。このような理由でこの鍾乳洞は「銀子岩」と呼ばれる所以です。
音楽石屏(音楽を奏でる岩壁):その素晴らしい所は、片状の石の厚みと深さは異なり、軽く叩くとそれぞれの音高ができ不思議な音楽が奏でられ、「音楽石屏」と称す所以です。その訳は溶け出した炭酸カルシウムが水に溶けた後、石壁の隙間から浸透し)、長い年月をかけて再結晶したためです。
広寒深宮(寒くて広い宮殿):様々な色でライトアップされた洞窟の中で、山の中で水が湧き出し、その山はまた水面に映され、更に洞窟の中にも洞窟あり、水の鏡は、万華鏡のように変幻自在で息を呑むほど美しい光景を作り出しています。
3つの宝:
佛祖論経(釈迦が経を説く):胡坐をかいた釈迦が仏堂の高台に座り、弟子たちに教えを説き、虔诚な弟子たちはいつまでも離れたくないように見える天然な鍾乳石景観。
混元真珠傘(嵐を呼ぶ傘):傘に見える天然な鍾乳石景観です。この不思議な傘が嵐を呼び、妖魔たちを鎮め、今は“鎮洞の宝”として収められています。その葉巻状の形は地質学的な謎になっています。
独柱擎天(天を支える柱):柱は中間部から、力強さと嬋娟(アデヤカ)さを見せ付け、我われは大自然の神業に心から賛嘆するしかないでしょう。