陽朔県は、広西壮族(チワン族)自治区の東北部、桂林市の南面に位置しており、桂林市区から65キロのところにあります。6鎮3郷を管轄し、全県総面積はおよそ1428キロ平方メートル、総人口は約30万人。漢族、壮族(チワン族)、瑶族(ヤオ族)、回族、苗族(ミャオ族)など13の民族が居住しています。隋開皇十年(590年)に県治として建設、およそ1400年の歴史を持ちます。陽朔県は、穏やかな気候と豊富な物産にも恵まれています。素朴な民風からは「魅力的な田舎」が生まれ、美しい自然山水、奇妙な洞穴、名所古跡などの独特な観光資源も相まって、中国では最も早く「国家級観光風景区」と認められた地域の一つです。
陽朔県には典型的なカルスト地形があります。無数の峰がさまざまに川の両岸に分布しています。四大景観(青い山、清らかな水、珍妙な穴、美しい石)から、陽朔は「桂林の山水が天下一か、それとも陽朔の山水が桂林一か」と称賛されています。帯のように優雅に流れる漓江、詩人陶淵明によって書かれた桃源郷、月の山、遇竜川、中国と西洋の文化を融合する西街、1500年の樹齢を持つ大ガジュマル、高田の十里廊下、「印象劉三姉」の山水実景……自然と文化の見事な結び付きが陽朔の魅力を深いものにし、訪れる人を魅了し続けています。
陽朔では、砂田の柚子、ミカン、柿や栗などの果物も豊富です。中でも、砂田柚子は大きな果実、美しい色、絶品の甘さで、国内外にその名を知られる名特産品です。また、観光業が発展するにつれ、陽朔画扇、玉彫刻、竹彫刻、山水の陶磁器などの工芸品も国内外に知られるようになりました。
陽朔には、宿泊施設、レストラン、土産物屋、娯楽施設などが整い、豊かな旅をサポートしています。
基本情報
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名称: 阳朔
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ピンイン: yáng shuò
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郵便番号:541900
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人口:310万
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面積:16,410.54K㎡
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所属地区: 広西チワン族自治区桂林市に所属