チベットの魅力的な雪山と高原は、国内外の観光客を引き付けます。青蔵鉄道がまだ開通してない時は、来中は簡単ですが、入蔵は難しいといわれていました。青蔵鉄道の開通によって、沢山の個人観光客が憧れのチベットへ行くことができます。列車かそれとも飛行機かどちらを利用したらいいかと、悩んでいる人も多いでしょう。
チベット自治区は交通網が発達し、色々な方法で以前よりも簡単にチベットに行けるようになりました。空路、鉄道、道路のどれをとってもとても便利です。
チベットには国際線と国内線どちらも就航しています。国内線はチベットから成都(飛行時間2時間)や北京(飛行時間6時間)、上海(飛行時間8時間)、重慶(飛行時間2時間)、西安(飛行時間3時間)、広州(飛行時間5時間)そして昆明(飛行時間4時間)を結んでいます。国際線ではカトマンズ(ネパールの首都)からの便があり2時間かかります。ラサ貢嘎空港はラサの南100kmの町、貢嘎にあります。ラサ市内から車で2時間くらいの所です。空港バスは一人20元でタクシーだと1台あたり200元ほどかかります。
列車:列車を利用すれば時間がかかります。 西寧(青海省の省都)からチベットまで24時間。 成都・昆明からは48時間あまり。
最も人気なのはチベット青蔵鉄道に乗りチベットへ入る方法です。旅の途中では、高地の景色を楽しむことができます。そして徐々に体を標高にあわせていくこともできます。空路の利用は速く便利ですが、見られる景色は少ないです。ヒッチハイクをしながらチベットにたどり着くのは長い時間がかかりとても困難です。しかし最大の魅力はすばらしい景色を移動しながらゆっくりと時間をかけ十分に満喫することができることです。列車チケット予約
青蔵鉄道は、海抜が高いタンラ山脈(唐古拉山脈、海抜6000メートル)を通るため、高山病が起る恐れがあります。列車には酸素ボンベも用意されています。長時間の列車の旅に慣れていない人は、休むことができず、すごく疲れてしまう人もいます。しかし、車窓からの高原、特に可可西里大草原の美しさは格別です。
青海―チベット道路:西寧―ゴルムド―ラサを通っており全長は1214kmあります。道路の標高は平均4000メートル以上でクンルン山脈とタングラ山脈を通っています。他の道路と比べても最も短時間で行ける安全な道路です。
新疆―チベット道路:新疆ウイグル自治区の葉城から始まり全長2841kmあります。道路はほとんど知られていないような所を通りガソリンスタンドすらありません。そのため運転手は燃料樽を用意しなくてはなりません。たどり着くのに半月ほどかかります。以前と比べ輸送と通信もとても便利です。
四川―チベット道路:成都からラサまでの間を通っています。全長は2330kmです。途中、雅安や康定を通ります。
雲南―チベット道路:雲南省下関の町を始点としシャングリラを通過しチベット自治区のマルカム県に達しています。距離は800kmあります。
中国―ネパール道路:ラサ―ゴルムド―ジャムド友好橋―カトマンズを結ぶ全長2415kmの道です。毎日、2本のシャトルバスがゴルムドとラサ間を走っています。ゴルムドを朝8時に出発し、ラサには翌日の午後、到着します。
各都市(上海、北京、広州)からチベット行きのフライト便は、割引し易いです。しかし、チベットから他の都市への割引チケットは、なかなか手に入らないです。さらに、ベストシーズンの時期は、チベット行きの列車チケットを取るのは非常に難しいです。
チベットへの行きは飛行機で、海抜の低いラサ(海抜3000メートル)に到着、高山気候に順応するためゆっくりと行動します。帰りの列車はラサを朝8時に発車、西寧まで丸一日の列車の旅です。高山気候にはすでに慣れているので、高山病を気にせず、次から次へと目に入る蔵北大草原の絶景を堪能できます。
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