チベット自治区は中国の西部に位置し、世界でもっとも高い高原地帯として知られています。その広大な土地は美しい山々、湖、そして独特な文化で満たされており、「世界の屋根」とも称されています。
チベットへ行く際には、入蔵証(入域許可書)が必要となりますので、チケットを購入する前に十分な時間を持つことで、旅行会社を通じて入蔵証を取得してください。
外国からチベットまでの国際便はありません。ですから、チベットに行きたいなら、中国大陸かネパールからしかアクセスできません。上海、北京、杭州、重慶、成都、西安、昆明などの主要都市からラサへの直行便が運航しています。例え、東京から出発する場合、直行便はないため、乗り継ぎが必要です。
例
1日目:まず東京から成都行きのフライトを利用します。
2日目:成都に到着後、ラサ行きの国内便に乗り継ぎます。成都からラサへのフライトは複数あり、所要時間は約2時間程度です。
2006年に西寧~ラサ間の鉄道(青蔵鉄道)が開通し、中国各地と鉄路で繋がりました。北京、上海、広州、成都、重慶、蘭州、西寧から列車が走っているが、いずれの列車も西寧を経由するので、通常西寧発の列車を利用するのがおすすめいたします。この路線は景色が非常に美しく、約22時間の旅です。
例
1日目:まず東京から中国の都市を経由して西寧へ。
2日目:西寧発ラサへの青蔵鉄道を利用、ラサへ。この日は車内泊(寝台車)。
3日目:ラサ着
そのほか、ネパールのカトマンズや四川省の成都、雲南省のシャングリラなどからの陸路も利用可能ですが、許可証の発給状況は常に変動するため、最新の情報を随時確認する必要があります。
チベットの主要な観光地である「ラサ」から始まり、「ツェタン」、「ギャンツェ」、「シガツェ」、「ギャンツェ」へと続く旅程は、チベット地域の豊かな文化や自然景観を存分に楽しむことができます。詳細なチベット観光スポットはこちらへ
金色の屋根、赤い壁、白い塔など、タシルンポ寺(扎什倫布寺)の建築美を賞賛しましょう。また、ダライ・ラマとパンチェン・ラマの関係を理解し、平穏と静寂を感じることができます。
チベットは年間を通していつでも旅行に最適です。季節が変わるごとに変わる景色を楽しむことができます。夏は酸素も多く、体は慣れやすいです。景色がきれいなだけでなく、この時期には祭りなどの催しも多く開かれています。またこの時期は観光客や巡礼の人が最も多い季節です。春と秋はエベレストのベストシーズンです。冬は巡礼のシーズンで、多くの巡礼者がラサへ集まってきます。冬は観光客が比較的少ないので混雑を避けるには良い季節です。またこの時期が最もリーズナブルな価格です。
春(3月~5月):チベット南東部では春は桃の花やツツジが咲く季節であり、ニンティは旅行のハイライトです。この時期ではチベットへ旅行する人はそれほど多くなく、旅行価格は手頃で、人気の観光スポットのチケットは逼迫していません。しかしチベットの春は風が強く、寒く乾燥した気候なので、防寒に注意が必要です。
夏(6月~8月):夏はチベットで一年の中で最も観光客が多い季節で、景色は最高で、酸素含有量は十分で、気候も快適です。繁忙期にチベットを旅行する場合は、事前に宿泊施設と観光スポットのチケットを予約することをお勧めします。 この時期のチベットの紫外線は特に強いので日焼け対策にも注意が必要です。
秋(9月~11月):秋はチベットの雨季が明けて気温が適しており、ハイキングをする絶好の機会です。ただし、チベットの秋は乾燥しているので、保湿には十分注意してください。 10月中旬から下旬にかけて徐々に寒くなってくるので、厚手のコートやセーターなどを着て防寒する必要があります。
冬(12月~2月):冬には山間部に大雪が降り、アリ、ナムツォなどの地域は観光に適しておらず、この時チベットに入る観光客は少なく、観光価格は一年で最低です。チベットの冬は朝晩の気温が低いため、防寒、保温に注意が必要です。しかし、冬は巡礼のシーズンで、多くの巡礼者がラサへ集まってきます。冬は観光客が比較的少ないので混雑を避けるには良い季節です。
チベット人には独自の食べ物と食習慣があり、その中でもバター茶、ツァンパ(ザンバ、高地大麦の粉を焼いたもの)、ヤク、羊肉はチベットの食生活の「四宝」として知られています。さらに、高地のバーレーワインやあらゆる種類の乳製品も試してみる価値があります。
チベット料理は、その長い歴史と独自性により、中国料理の中で非常に重要です。チベット料理は主食、料理、スープに分けられます。
チベット高原は平均海抜4,000メートル以上に位置しており、訪れる人々が高山病(急性高山病または高度適応障害)を発症する可能性があります。高山病は高地に急速に移動した際に起こりやすく、頭痛、悪心、嘔吐、疲労感、眠気などの症状が現れます。これらの症状は体に負担をかけますが、重篤な症状が出ることはまれであり、必要以上に心配する必要はありません。ただし、体には大きな負荷がかかっている状態ですので、更に大きな負荷をかけると重度の高山病に悪化することがあります。高所では負荷のかかる行動を避けることが重要です。
また、高山病に対する体の順応時間は人によって異なりますが、出発前に体調を整えることや現地で適切な対策を取ることで、ほとんどの人が高地に順応することができます。正しい知識を身につけ、積極的に順応行動を取ることで、より早く順応し、元気に高所を旅行することが可能です。
基本的な予防策をとっていただければ、改善できます。
ツアーをオーダーメイドする
|
柔軟性を最大限に活用
|
ご満足いただけることを保証
|
自分の中国物語を生きる
|