市の北郊外に位置する北陵公園は、清朝の2代皇帝、太宗ホンタイジ夫妻の眠る陵墓である北陵を中心としている。
正式名称は昭陵だが、市の北部にあるため北陵と呼ばれている。公園正門から北陵の門までは遊園地のようになっていて、写真屋がでていたり、親子連れやカップルなどで賑わっている。レンガ色の北陵の門までは約15分で着く。この門からは大理石の参道がつづき、沿道には墓守りの役目を果たす馬や獅子、ラクダなどの石像が左右対称に並んでいる。参道を進み隆恩門をくぐると隆恩殿があり、隆恩殿の周囲は方城と呼ばれる高さ約7メートルの城壁が真四角にめぐらされている。方城の上は通路になっているので、隆恩殿を一回りできる。隆恩殿の奥には大明樓が建ち、その背後にあるのが宝頂。宝頂の地下には宮殿があり、皇帝夫妻の棺が安置されている。